12月はホリデースパムが急増、419スパムに新手法--シマンテック調べ

吉澤亨史 2008年01月21日 20時17分

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 シマンテックは1月21日、月例スパムレポートを発表した。レポートではまず、ホリデースパムが急増したことを挙げている。2007年12月の全送信メッセージに占めるスパムの割合は、1カ月の間平均75%を維持し、高い数値を記録した。特にクリスマス前の数日間には、最高83%にまで増加している。

 12月に確認されたスパムのほとんどは従来の手法によるものであったが、同月のスパムの特徴はメールの文中に記載するURLをホリデーに関するキーワードにし、季節感を演出するものが多かった。画像スパムも同様で、使用する画像に季節感を表すキーワードを利用して、受信者にホリデーギフトであるという印象を与えようとしていた。

 また、419スパムの新手法が確認された。419スパムは、ナイジェリアの刑法419条(詐欺罪)から命名されたもの。シマンテックでは、過去の419スパム被害者に対して10万ドルの損害賠償金を支払うと偽ったスパムを発見した。メッセージの文末には、賠償金の受け取り方法や偽りの情報が述べられていた。

 また12月は、石油の価格高騰に合わせてスパムも増加した。シマンテックでは、石油の価格高騰に便乗したと思われる、「Lista de Gasolineras Fraudulentas(不正なガソリンスタンドのリスト)」という題名を持つスパムを新たに発見した。この種のスパムでは、ガソリンを過剰請求するために工作しているガソリンスタンドの一覧リストを入手するためのツールがダウンロードできると述べている。しかし、リンク先からダウンロードされるのはトロイの木馬であるという。

 年末年始の時期ということもあり、2008年の幕開けを祝う歌やダンスを提供するスパムも発見されている。この種のスパムでは、歌やダンスをダウンロードできるというリンクが掲載されているが、実際にダウンロードされるのはワームであった。このほか、大統領選投票に関連するギフトカードスパムや、中国のブログページへ誘導するスパムも増加した。

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