システムインテグレータは1月31日、Java言語でウェブ−データベース(DB)アプリケーション開発でコードを記述せずにプログラムソースを自動生成するツール「SI Object Browser AP for Java」を2月1日から販売することを発表した。
同製品は同社のソフトウェア開発支援ツール群「SI Object Browser」シリーズに含まれ、2006年12月から販売されている「SI Object Browser AP for .NET」の姉妹品になる。
ウェブアプリ開発では、JavaとOracleを組み合わせることが多く、同ツール群のDB開発支援ツールである「SI Object Browser」は、Oracleを対象とした製品であり、SI Object Browserユーザーへの拡販を狙う。
SI Object Browser AP for Javaは、SI Object Browserシリーズのうちのデータモデリングツール「SI Object Browser ER」で作成したER図(Entity Relation Diagram)から、コードを記述することなく、Javaのウェブアプリを自動生成できる。SI Object Browser ERとSI Object Browser AP for Javaを組み合わせることで、DB設計からウェブアプリ構築までをプログラミングレスで行うことができるという。
SI Object Browser APは、DB設計書からJavaや.NET Framework 2.0に対応したC#、VB.NETなどのプログラムソースを自動生成できる製品。SI Object Browser ERで設計したテーブル情報を取り込んで、ウェブアプリのプログラムソースを自動生成できる。
これらを製品を含むSI Object Browserシリーズは、DB開発支援ツールのSI Object Browser、データモデリングツールのSI Object Browser ER、DB開発管理ツールの「SI Object Browser ReadOnly Edition」、ウェブアプリ自動生成ツールのSI Object Browser APからなる。
SI Object BrowserとSI Object Browser ERは、日本国内ではデファクトスタンダードの地位を確立しているといい、同社ではこれらのことから海外進出を計画、その第1弾として、この2製品を中国語化して、2月1日から中国内で販売する。
SI Object Browser AP for Javaのライセンス料金は、1クライアント11万8500円、10クライアント57万6500円などとなっている。同社では、SI Object Browser AP(Java/.NET)販売目標を売上高1億円、SI Object Browserシリーズ全体で2012年2月末までで約13億円の売上高を見込んでいる。