米ヤフー、マイクロソフトの買収提案めぐり株主から提訴される - (page 2)

文:Ina Fried(CNET News.com) 翻訳校正:編集部

2008-02-25 11:14

 オープンソースとWindowsの関係をめぐる質問に対しJohnson氏は、「当社がここ数年間買収してきたサービスは、Windowsとオープンソーステクノロジの両方をベースにしたものである」と記している。

 Johnson氏は、「Windowsはわれわれの戦略的プラットフォームだが、さまざまな理由から最終的にオープンソース製品をWindowsに組み込むこともあったし、効率的なシステム統合の実現するため、継続性を優先してオープンな相互運用性のメカニズムを活用することもあった」としている。「Yahooはスキルおよび技術に対し膨大な投資を行ってきた、このため、われわれはYahooのエンジニアとの緊密な共同作業を通して実用的なプラットフォームを開発し、統合的方法論に関する決定を下すことができるはずだ」(Johnson氏)

 同氏はさらに、互いに相容れない両社の企業文化に関する課題についても簡単に言及している。

 「2つの企業文化は、ある部分において短時間で自然な融合を果たすであろうし、短期的には併存し、ゆっくりと時間をかけて1つになる部分もあるだろう」と述べている。「今日のMicrosoftには企業文化と呼ぶべきものが存在するが、社内の各チームもまた独自の文化を生み、育て、そして維持している。合併により誕生する企業の文化は、YahooとMicrosoftの各従業員、各チームにより形作られていくだろう」

 Johnson氏は、Microsoftが買収提案を発表した日に受けた取材の中で、企業文化の違いは気にならないとの考えを示していた。 

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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