Microsoftは今週、「Windows Vista Service Pack(SP1)」を小売販路にリリースする構えだ。またテスター筋によると、「Windows XP SP3」の最終版RTMのリリースもさほど遠い話ではないという。
Amazon.comは同社のサイトでVista SP1が米国時間3月19日から提供されると発表している。(AmazonによるSP1提供の告知を指摘してくれたComputerworldに感謝する。)
Microsoft関係者はこの数週間、同社がVista SP1を小売販路およびWindows Updateを通して3月半ばにリリースする見込みであると述べてきた。またPCメーカーの新システムへのプリロード用としては4月に提供し始めるとしていた。
Microsoftは2月初めにVista SP1のRTM版をリリースし、また(その後ユーザーの抵抗を受けて)その数週間後に、TechNetとMicrosoft Developer Network(MSDN)の加入者に対してSP1の最終版を提供していたにもかかわらず、同社関係者は、ドライバのインストレーションの問題が原因で同サービスパックをもっと広範に提供することを差し控えていると述べていた。
(2月終りにMicrosoftはうっかりVista SP1ビルドをWindows Update経由で提供したが、その後まもなく撤収している。)
その一方で、匿名希望のテスターによれば、MicrosoftはXP SP3を、その最終版の提供に備えて、同社のプライベートなテストサイトであるConnectから撤収しているという。
3月15日の週末にかけて、もうひとつ新たなXP SP3のテストビルドに関するリークがあった。テスターらによると、最新のXP SP3ビルドである「No. 5503」は、この週末にかけてトレントサイトから入手可能であったという。
あるテスターはこのように述べている。「SP3の新ビルド『5503』がインターネットで出回っている。前ビルドのパブリックRC2は(Microsoftが2月半ばにリリースした)『ビルド3311』であったため、この2つの間には大きな飛躍があるようだ。」
同テスターはまた、このXP SP3 5503ビルドには、新たな特徴や機能として目立つものは何もなかったと述べた。他のテスターは、この新しいSP3ビルドが果たして本物か偽物かと疑問に感じていた。
Microsoft関係者は、XP SP3を2008年半ばに出荷する見込みであると述べていた。ウェブサイトのPCInpactは今年に入り、Microsoftは3月23日の週にXP SP3の最終バージョンを出荷する計画であると述べていた。この予定日について筆者が質問したところ、Microsoftは認めも否定もしなかった。
誰か、XP SP3の提供についてもっと詳しい人はいないか?
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ