時代遅れになったポートたちトップ10 - 5/11

文:Ian Morris(crave.cnet.co.uk) 翻訳校正:村上雅章・野崎裕子

2008-04-15 08:00

 生存競争に生き残り、使い続けられるポート、そしてケーブルを抜かれ、退役させられるポートというものは、一体誰が決めるのだろうか?ガジェットの運命を左右する気紛れな女神は、あらゆる要素を見て総合的な判断を下しているわけではないため、最悪とは言えないのものでも消え去ってしまうことがしばしばある。ここでは、一時的にもてはやされ、話題に上ったものの、技術進化の表舞台から姿を消すことになった可哀想な、そして嘆き悲しむべき時代遅れのポートを10個まとめている。  われわれは毎日、何かをどこかに差し込んでおり、その度に「これは便利だし、実際によく出来ている」と思ったり、「どうして端子の多いポートって、こんなに固くはまってるんだ?」と思ったりしているはずだ。そこで本記事では、世の中から必要とされなくなった入力ポートに対するお別れの儀式を執り行いたいと思う。みなさんもふるってご参加いただきたい。  ここに紹介するポートはいずれも、われわれのお気に入りだからという理由や、その悪口を言うのが大好きだからという理由で選ばれたものである。その中には、あなたが同意できないというものもいくつか含まれているはずだ。そういった際にはコメント欄で熱弁をふるうなり、われわれの書き手としての力を一から問い詰めてみたり、テクノロジについての記事を書く権利の剥奪を画策したりしてほしい。また、この特集を楽しむことができた、頭のスイッチング速度が高速な方は「Top ten off switches(スイッチを斬る!トップ10)」(http://crave.cnet.co.uk/0,39029477,49293357-1,00.htm)も楽しめるかもしれない。  では、歴史の闇の彼方に消え去ってしまった、あるいは消え去りつつある、お気に入りのポートをめぐるツアーに出かけることにしよう。
SCSI:
 SCSIよりも優れたものはまったく何もないという状況が長く続いていた時期があった。SCSIは、IDEが持っていないメリットをすべて備えていたのだ。つまり、高速で、安定しており、信頼性が高く、加えて、初期のIDEドライブでは実用的とは言えなかったRAID機能をサポートしていたのである。

 初期のMacがIBM PC互換機よりもずっと許せる製品となっていたのは、SCSIディスクのお陰であった。5200rpmというとてつもなく遅い速度で回転するIDEドライブからWindows 3.11をロードしようと悪戦苦闘している皆を後目に、Macユーザーはずっと高速なデータ転送レートを誇るドライブによって高い生産性を達成していたし、そのドライブのデイジーチェーン接続台数上限値はIDEのそれよりもはるかに大きかったのだ。

 正直に洗いざらい書くと、SCSIは完璧なものではなく、ターミナルIDとデバイスIDというものは大悪魔で魔界の君主とも言われているベルゼブブ自身の手によって生み出されたものだと言ってもよいだろう。近ごろでは、安価で、RAIDとの相性が良く、ドライブのホットスワップも可能となっているシリアルATAがSCSIに取って代わるようになってきている。とは言うものの、これら現行の規格はすべてInfiniBandに取って代わられることになるため、そういったことをあまり気にする必要はないだろう。

SCSI:
 SCSIよりも優れたものはまったく何もないという状況が長く続いていた時期があった。SCSIは、IDEが持っていないメリットをすべて備えていたのだ。つまり、高速で、安定しており、信頼性が高く、加えて、初期のIDEドライブでは実用的とは言えなかったRAID機能をサポートしていたのである。

 初期のMacがIBM PC互換機よりもずっと許せる製品となっていたのは、SCSIディスクのお陰であった。5200rpmというとてつもなく遅い速度で回転するIDEドライブからWindows 3.11をロードしようと悪戦苦闘している皆を後目に、Macユーザーはずっと高速なデータ転送レートを誇るドライブによって高い生産性を達成していたし、そのドライブのデイジーチェーン接続台数上限値はIDEのそれよりもはるかに大きかったのだ。

 正直に洗いざらい書くと、SCSIは完璧なものではなく、ターミナルIDとデバイスIDというものは大悪魔で魔界の君主とも言われているベルゼブブ自身の手によって生み出されたものだと言ってもよいだろう。近ごろでは、安価で、RAIDとの相性が良く、ドライブのホットスワップも可能となっているシリアルATAがSCSIに取って代わるようになってきている。とは言うものの、これら現行の規格はすべてInfiniBandに取って代わられることになるため、そういったことをあまり気にする必要はないだろう。

提供:crave.co.uk

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