サン・マイクロシステムズとMySQLは4月9日、日本語でのサポートサービスとナレッジデータベースの日本語での提供を開始したことを発表した。また、自動監視ツール「MySQL Enterprise Monitor」日本語版の提供も開始している。
日本語サポートの対象になるのは、「MySQL Enterprise」とクラスタリングソフト「MySQL Cluster」など。祝祭日を除く平日の朝9時から夕方5時まで、電話とサポートウェブ、メールでの問い合わせが可能となっている。上記以外の時間では、英語によるサポートが行われる。MySQL Enterpriseとは、データベース(DB)「MySQL」とMySQL Enterprise Monitorと製品サポートを含む、サブスクリプションパッケージを指す。
日本語で提供されるナレッジデータベースは、MySQL内部の開発者やサポートエンジニアが執筆した約1000件となっている。「現在までのすべてのデータをリカバリする方法」や「テーブルのストレージエンジンを変更する方法」といった記事を日本語で読むことができる。
サーバ自動監視ツールのMySQL Enterprise Monitorは、MySQLサーバを継続的に監視、問題が顕在化する前に通知する「仮想DBA」とも呼べるウェブアプリケーション。ベストプラクティスの推奨、脆弱性の解消、レプリケーション改善、性能チューニングなどをユーザーに提案する。MySQL Enterprise Monitorが1.3.0にアップデートするのに伴い日本語版を開発している。
Sun MicrosystemsはMySQL ABの買収を2月に完了しており、MySQLは現在Sunの一部門となっている。日本法人での統合は「年内に完了する」(サン代表取締役の末次朝彦氏)予定だ。
またサンでもこの5月からMySQLを販売する予定となっている。