VLC Media Playerに遠隔コード実行の脆弱性

文:Ryan Naraine(Special to ZDNet.com) 翻訳校正:石橋啓一郎

2008-07-03 07:36

 Secuniaの研究者は、クロスプラットフォームのVLC Media Playerを遠隔コード実行攻撃の危険にさらす、「極めて重大」な脆弱性を発見した。

 この脆弱性は、Windows用のバージョン0.8.6hで確認されている。これ以前のバージョンにも影響がある可能性がある。VLCの開発チームからまもなくパッチが公開される予定となっている

 VLCの統計によれば、このオープンソースメディアプレーヤーは8900万回以上ダウンロードされている。

 Secuniaの勧告には次のようにある。

 この脆弱性は、modules/demux/wav.cの "Open()" 関数の整数オーバーフローエラーが原因で起きる。これを悪用すると、過度に大きな "fmt" のかたまりを持つ特別に作成されたWAVファイルによって、ヒープのバッファオーバーフローを引き起こすことができる。悪用に成功した場合、任意のコードを実行される可能性がある。

 SecuniaはVLCのユーザーに対し、信頼できないWAVファイルを開くことを避けるように勧めている。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]