端末はサービスとユーザのインターフェイスとなる重要な部分。最近では、iPhone等の次世代スマートフォンの登場で携帯端末でのサービスとPCでのサービスの境界線がほとんどなくなりました。また、WiiやDS、PS3やPSPなどといったゲーム機もインターネットに接続され新たな領域の端末として期待されます。次世代DVDと呼ばれるブルーレイもインターネット接続でのコラボレーションサービスが開始されていますので、ブルーレイ再生機、さらにはそこに接続されたTVも新しい端末と言えるでしょう。さらに先の話になりますが、ネット家電が普及すれば、家電製品も端末の仲間入り。とても期待感が高まりますね。Googleも自社で開発した"Android"プラットフォームの携帯電話“G1”を発表し、携帯の領域に進出を開始したのは記憶に新しいところです。
基盤と端末をつなぐネットワーク
ネットワークのさらなる高速化と信頼性向上は、端末が処理できるデータ量を飛躍的に向上させるでしょう。このエリアは通信キャリアが積極的な製品展開を進める部分です。携帯系では3G、さらに次にくる4Gネットワークを中心に、固定系では携帯通信網の統合も含めてNGNが目玉となっていくでしょう。
経営者が着目すべきはサービス
構成要素で一番重要なのがサービスの内容と質です。経営層として知るべきは、自身がユーザとしてどんなサービスを受けられるか、それによってどんなメリットがあるのか、そして満足できる質が提供されるのかという点であり、決して最新のIT技術でも超高速ネットワークでもありません。あくまでサービスです。