どちらが最初だったのか?Googleが「Google Pack」を「StarOffice」から外したのが先か、それともSunがMicrosoftの「Live Search」を装備したMSNツールバーを「Java」ランタイムとともに配布することに合意したのが先か?
われわれにはたぶん知る由もない(少なくともSunの最高経営責任者(CEO)のJonathan Schwartz氏がこれについてブログで書くまでは)。しかしこの米国時間11月10日に発表されたSunとMicrosoftとの間の新しい協約は、両社の間のJavaをめぐる歪んだ歴史を踏まえると、ほかのことはともかく、皮肉なものである。
(1997年にSunはMicrosoftがSunのJava技術を悪用したと申し立てて提訴した。Microsoftは和解金として2000万ドルをSunに支払った。2002年にSunは再びJavaをめぐってMicrosoftに対する反トラスト法関係の民事訴訟を提起した。Microsoftは2004年に「全ての未解決の反トラスト事件」に決着をつけるためとしてSunに7億ドル以上を支払って終わっている。
2005年にSunはGoogleとGoogleツールバーをJavaと組み合わせるための契約を取り交わしていた。この取り決めが今回の新しいMicrosoftとの取り決めに置き換えられた――ただしこれは米国内だけ、またInternet Explorerユーザーについてだけのことであると、Seattle Post-Intelligencerは指摘している。米国外ではGoogleツールバーは引き続きJavaと組み合わされることになる。
MicrosoftはLive Searchやその他のWindows Live製品を新しいPCまたはそのソフトウェア提供の一部としてプレロードするようにパートナー企業に求めている。
Microsoftは11月12日にLiveサービスの「Wave 3」最終リリースをローンチする予定であると、同社関係者は最近述べている。同社はこの数カ月間「Live Essentials」スイートのWave 3リリースのベータテストを続けてきた。
新しいLive Essentialsスイートは、共通インストーラを通して統合されているが、これにはインスタントメッセージングの「Windows Live Messenger」、「Windows Live Mail」(新たな改善した「Live Calendar」とともに)、ブログ投稿ツール「Windows Live Writer」、「Windows Live Movie Maker」「Windows Live Photo Gallery」、パレンタルコントロールの「Family Safety」、そして「Outlook Connector」の更新バージョンが含まれる。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ