
ワーク・エリアでは、フリースペース制が導入されている。スタッフは「DARTS」と名付けられた「座席アシストシステム」を使って座席を確保するのだが、ここにも面白いアイデアが。座席を使いたい人は、仕事の内容と利用時間だけを指定でき、実際の場所はシステムが自動で決定する。これは、同じ時間に仕事をする人を、比較的近くに寄せて配置することで、フロア全体の照明による電力消費を削減するのと同時に、普段あまり交流のないスタッフとのコミュニケーションのきっかけ作りを意図しているという。まさに「ダーツゲーム」のような偶発性をはらんだ座席決定システムである。ちなみに、同じ場所を続けて確保できるのは2時間まで。これは、人が集中して連続で作業できる時間の限界という。このシステムにより、個人に仕事におけるタイムマネジメントの意識も持ってほしいとのこと。