編集部からのお知らせ
「ZDNet Japan Summit」参加登録受付中! 
新着記事集:「負荷分散」

Windowsの脆弱性を突く新たなインターネットワームが拡大

文:Elinor Mills(CNET News.com) 翻訳校正:編集部

2008-11-27 13:24

 Microsoftは米国時間11月26日、「Win32/Conficker.A」と名付けられたワームが、Windowsマシンで広まっていることを発表した。同社が10月にパッチをリリースしたセキュリティホールが利用されているという。

 セキュリティアップデート「MS08-067」によって対処された脆弱性を利用するこの攻撃は、ここ数日で増加している。

 Microsoftは「Microsoft Malware Protection Center」へのブログ投稿で、このマルウェアは主に企業内で広がっているものの、家庭用PCも数百台攻撃されたと述べている。

 この投稿には「このマルウェアは、ポート番号1024〜10000の範囲にあるポートを無作為に開き、Webサーバのように動作する。そして、MS08-067の脆弱性を悪用することでネットワーク上の無作為に選択したコンピュータに伝播していく。いったんリモートコンピュータへの攻撃が成功すると、そのコンピュータは、ワームによって無作為に開かれたポートを用いてHTTP経由でワームのコピーをダウンロードする。ワームがコピーされる際にはしばしば、.JPGが拡張子で使用され、そのコピーは無作為に付けられた名前のdllファイルとしてローカルのシステムフォルダに保存される」と書かれている。

 Microsoftはまた、「興味深いことに、このワームは脆弱性を抱えたAPIに対してメモリ中でパッチを当てることで、該当マシンの脆弱性に対処する。マルウェア作者は、該当のコンピュータを気遣ってこういったパッチを当てているわけではなく、他のマルウェアにコンピュータを乗っ取られないようにしているだけだ」とも述べている。

 感染しているマシンのほとんどは米国内にあるものだが、ドイツやスペイン、フランス、イタリア、台湾、日本、ブラジル、トルコ、中国、メキシコ、カナダ、アルゼンチン、チリでも感染が報告されている。Microsoftによると、このワームは何らかの理由でウクライナにあるコンピュータには感染しないようになっているという。

 また、「Backdoor:Win32/IRCbot.BH」に分類される複数の種類のボットもこのセキュリティホールを悪用している。これらのボットは、外部からのコマンドを待ち受けるために、IRCサーバに接続するトロイの木馬型のバックドアを仕掛ける。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

特集

CIO

モバイル

セキュリティ

スペシャル

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. クラウドコンピューティング

    Google Cloudセキュリティ基盤ガイド、設計から運用までのポイントを網羅

  2. セキュリティ

    仮想化・自動化を活用して次世代データセンターを構築したJR東日本情報システム

  3. ビジネスアプリケーション

    スモールスタート思考で業務を改善! 「社内DX」推進のためのキホンを知る

  4. セキュリティ

    Emotetへの感染を導く攻撃メールが多数報告!侵入を前提に対応するEDRの導入が有力な解決策に

  5. セキュリティ

    偽装ウイルスを見抜けず水際対策の重要性を痛感!竹中工務店が実施した2万台のPCを守る方法とは

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNet Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]