編集部からのお知らせ
「ZDNet Japan Summit」参加登録受付中! 
新着記事集:「負荷分散」

マイクロソフトが2月の月例パッチを公表 -- IEに深刻度が緊急の脆弱性

文:Ryan Naraine(Special to ZDNet.com) 翻訳校正:石橋啓一郎

2009-02-11 20:59

 Microsoftは米国時間2月10日、4件のセキュリティ情報と、少なくとも8件のWindowsユーザーに影響のある明文化された脆弱性を修正するパッチを公開した。また、同社はInternet Explorerを通じて攻撃を行う「安定した悪用コードを容易に作成できる」可能性があると警告している。

 今回の月例パッチで修正された脆弱性には、2件のIEに存在するコードを実行される可能性のあるセキュリティホール、Microsoft Exchange Serverの2件のバグ、Microsoft SQL Serverに存在する1件のリモートからコードを実行される可能性のあるセキュリティホール、Microsoft Office Visioのユーザーに影響のある3件の個別の欠陥がある。

 Internet Explorerに関するセキュリティ情報(MS09-002)は緊急に処理されるべきものだ。これらのセキュリティホールを悪用することによって、自動ダウンロード攻撃を行うことが可能となる。

 このセキュリティ更新プログラムは、サポートされているエディションの Windows XP および Windows Vista について深刻度は「緊急」です。サポートされているエディションの Windows Server 2003 および Windows Server 2008 で実行されている Internet Explorer 7 については、深刻度は「警告」です。

 Microsoftは安定した悪用コードの可能性があると警告しているが、これは攻撃者が特別に作成したウェブサイトを作成することで、容易にパッチを適用していないユーザーを攻撃することができるということを意味している。

 また、攻撃者は侵害された Web サイトおよびユーザーが提供したコンテンツや広告を受け入れるまたはホストする Web サイトを利用する可能性があります。これらの Web サイトには、この脆弱性を悪用する可能性のある特別に細工されたコンテンツが含まれている場合があります。

 企業の管理者は、Microsoft Exchangeに関するアップデート(MS09-003)にも特別な注意を払った方がよいだろう。このアップデートは、ユーザーをコード実行攻撃あるいはサービス妨害攻撃にさらす可能性のある、異なる2つの脆弱性をカバーしている。

 Microsoftは次のように説明している。

 第 1 番目の脆弱性では、特別な細工がされた TNEF のメッセージが Microsoft Exchange Server に送信された場合に、リモートでコードが実行される可能性があります。攻撃者がこの脆弱性を悪用した場合、Exchange Server サービスアカウント特権を使用し、影響を受けるコンピューターを完全に制御する可能性があります。第 2 番目の脆弱性では、特別な細工がされた MAPI コマンドが Microsoft Exchange Server に送信された場合に、サービス拒否が起こる可能性があります。攻撃者がこの脆弱性を悪用した場合、Microsoft Exchange System Attendant サービスおよび EMSMDB32 プロバイダーを使用している別のサービスが応答を停止します。

 Microsoftはこの脆弱性について、「不安定な悪用コード」が公開される可能性があると述べるに止まっている。しかし、nCircleのセキュリティ運用担当ディレクターAndrew Storms氏は、これは非常に深刻な問題だと述べている。

 「この脆弱性を悪用すれば、サイバー犯罪者は特別に作成した添付ファイル付きの電子メールを企業に送ることによって、サーバーを完全に制御下に置き、その企業の重要な一角を手中に収めることができる」(Storms氏)

 「Exchangeサーバには、日々あらゆる種類の極秘情報が流れている。このサーバとそこに納められているコンテンツを制御下に置くことは、サイバー犯罪者にとって宝の山となるだろう」と同氏は付け加えている。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

特集

CIO

モバイル

セキュリティ

スペシャル

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. クラウドコンピューティング

    Google Cloudセキュリティ基盤ガイド、設計から運用までのポイントを網羅

  2. セキュリティ

    仮想化・自動化を活用して次世代データセンターを構築したJR東日本情報システム

  3. ビジネスアプリケーション

    スモールスタート思考で業務を改善! 「社内DX」推進のためのキホンを知る

  4. セキュリティ

    Emotetへの感染を導く攻撃メールが多数報告!侵入を前提に対応するEDRの導入が有力な解決策に

  5. セキュリティ

    偽装ウイルスを見抜けず水際対策の重要性を痛感!竹中工務店が実施した2万台のPCを守る方法とは

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNet Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]