IBMを目指すオラクルの覚悟

谷川耕一 2009年04月21日 20時32分

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「サンがIBMに買収される」と聞いてちょっとしょんぼり

 先月、IBMがSun Microsystemsを買収するというニュースを耳にした際には、「ああ、これでSunのハードウェアはきっとなくなってしまうのだなぁ」と、すこし寂しい気持ちになった。

 ハードウェアで競合するIBMでは、Sunのハードウェア製品が残る余地はないと思えたからだ。その後、IBMとSunの買収交渉は決裂する。ちょっと安心したと同時に、さらにSunという会社の行く末が心配となっていた。

 ――と、そのときに登場したのが、なんとエンタープライズソフトウェアベンダーの雄、Oracleだったとは。

手を出したら勝つまでやめないオラクル

 この発表の前にも、HPとOracleの連合軍がSunの買収に名乗りを上げるのではという噂はあった。この噂を聞いたときには、この組み合わせならSunの買収もありえるなと思っていた。その場合、ソフトウェアはOracleが、ハードウェアはHPがというように、Sunという会社は分割される姿が目に浮かんだ。

 OracleのCEO、Larry Ellison氏は、しかしながら単独でSunを手に入れることにした。それにより、IBMのような総合的なITソリューションベンダーを目指すのだろう。その判断が吉と出るか凶と出るかは、現段階ではまったく予測はつかない。

 とはいえ、Oracleは負けるケンカは手を出さない。そして、一度手を出したケンカは勝つまでやめない。なので、結果的にLarryは勝利を手中に収めるのではと思えてくる。

ソフトウェアは安泰だが……

 Sunの持っているソフトウェアに関して、Oracleに買収された後の行く末を心配する声も聞こえてくる。しかしながら、個人的にはそれほど悲観的になる必要はないと思っている。

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