Microsoftは米国時間4月30日、「Windows 7 Release Candidate(リリース候補版)」をMSDN、TechBeta、TechNet加入者向けにリリースした。だが、1月のベータ版公開時と同様、Microsoftのインフラにはアクセスが殺到したようだ。
私の同僚でZDNetのブロガーであるEd Bottがレポートしているように、SQLサーバは崩壊寸前だったようだ。Bottによると、Microsoftは数時間後に問題を修正したという。
このRC版は、RTM(製造工程向けリリース)前にMicrosoftが公開する最後のバージョンとなる。RC版を試用してみようと思っている人は、その前にいくつか注意しておくべきことがある。Microsoftはユーザーに、最大限に活用する(そして、Microsoftがより良いフィードバックを得られる)ためにクリーンインストール(ベータ版に重ねてインストールしないよう)を推奨している。1月のベータ版と今回のRC版の間に、目に見える大きな違いはなく(UI通ではない限り)、多くの作業はバグ修正と性能改善を中心に行われているようだ。
忘れてはならないのは、テスト用としてリリースされたのはクライアント向けのWindows 7 RC版だけではない。MSDNとTechNet加入者は「Windows Server 2008 R2」(『Windows 7 Server』)もダウンロードできる。また、同日、Windows 7の「XP Mode」「Virtual PC」の各アドオンも提供されている。
これらの製品のテストビルドの一般公開は5月5日の予定だ。それまでにMicrosoftはサーバを調整するだろうか?
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ