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Windows 7へのアップグレード計画中に考慮すべき10の問題 - (page 4)

文:Debra Littlejohn Shinder 翻訳校正:石橋啓一郎

2009-05-12 08:00

9: Windows 7のどのエディションを選ぶべきか?

 Vistaに関する不評の原因の1つに、エディションが多すぎて選びにくいというものがあった。Windows XPでは、小売販売されたエディションは、ProfessionalとHomeの2つしかなかった(XP Media CenterエディションとTablet PCエディションは、OEM販売しか行われていない)。しかし、Vistaの場合は、Home Basic、Home Premium、Business、Ultimateと選択肢が多く、混乱しやすい面もある(Starterエディションは「新興市場」でのみ提供されており、Enterpriseエディションはボリュームライセンスを利用する顧客にのみ提供されている)。

 Windows 7でも、Home BasicとHome Premiumの両方のエディションが存在する。Vista Businessエディションに相当するものは、Professionalという名前に戻った。われわれに分かっている限りでは、EnterpriseとUltimateの内容は同じであり、前者はボリュームライセンスで販売されるという点だけが異なる。Starterエディションも存在するが、これは性能の低いネットブックにインストールされて販売される予定だ。

 Windows 7のエディションで大きく変わったのは、高いエディションには安いエディションの機能はすべて含まれているということだ。多くのVista BusinessとEnterpriseのユーザーは、Vista Home Premiumに含まれていたWindows Media CenterやDVD Maker、その他の消費者向けの機能が手に入らないことを不満に思っていた。Home Premiumではドメインに加われず、EFSや他のいくつかのビジネス向けの機能が削られていたため、どちらも欲しければ、Ultimateを買うしかなかった。Windows 7 Professionalには、Windows 7 Home Premiumにあるものはすべて入っており、EnterpriseにはProfessionalにあるものはすべて入っている。企業がProfessional(あるいはEnterprise)エディションをネットワーク上に配置する際には、消費者向けの機能は簡単にブロックできるようになっている。

 多くの人は、Home PremiumかProfessionalで必要が満たせるだろう。BitLockerやVHDからブートする機能が必要であれば、EnterpriseかUltimateが欲しいと思うかも知れない。

10: Windows 7にアップグレードするとしたらその理由は?

 Windows XPやVistaを使い続けるのでなく、Windows 7にアップグレードするとすれば、その理由はなんだろうか?もしまだXPを使っているのであれば、Microsoftが4月14日にXPのメインストリームサポートを終了したという事実を考慮に入れることが重要だろう。重要なセキュリティアップデートは、2014年までは無料で提供されるものの、それ以上のサポートは、Microsoftとのサポート契約をしてお金を支払っている顧客だけに提供される。

 Windows 7は、Vistaにも付いてくる改善されたグラフィカルユーザーインターフェース(Aero)も提供している。検索機能も改善されているし、子どもを持つ顧客はペアレンタルコントロール機能を評価するかも知れない。しかし、XPからアップグレードするもっとも重要な理由は、セキュリティだ。VistaとWindows 7は、セキュリティについてはずっと改善されている。

 すでにVistaを利用している人が、Windows 7で得られる新機能には、ジャンプリストのある機能的なタスクバーを備えた合理化されたGUI、新しくより洗練されたバージョンの「ペイント」「ワードパッド」「電卓」、画面端へのスナップを使ったより簡単なウィンドウ操作、サイドバーの廃止(ただしガジェットは引き続きサポートされている)、新しい組み込みトラブルシューティングツールなどがある。Windows 7でも、引き続きセキュリティは重視されているが、ユーザーアカウント制御(UAC)はVistaに比べ邪魔にならず、ユーザーが振る舞いを設定できることも多くなっている。また、Windows 7にはタッチによる操作も組み込まれている(タッチスクリーンを持っていれば)。キーボードが好きな人向けにも、多くの場面でマウス操作を省略できる、新しいキーボードショートカットもたくさん追加されている。

 管理者に対しては、Windows 7はPowerShell v2、改良されたグループ管理、VHDのイメージの管理と配置などの新しいツールを提供している。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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