FTCが悪名高いボットネット御用達ISPを閉鎖

文:Ryan Naraine(Special to ZDNet.com) 翻訳校正:石橋啓一郎 2009年06月08日 18時16分

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 米連邦取引委員会(FTC)は、スパム、児童ポルノ、その他の有害な電子的コンテンツの配布に関する、募集、ホスティング、および積極的な関与を行ったとして、米国に本社を持つインターネットサービスプロバイダー(ISP)を閉鎖した。

 Pricewert LLC(3FNあるいはAPS Telecomとも呼ばれる)の閉鎖命令は、FTCの要求の元に地方裁判所判事によって行われた。同ISPの上流プロバイダおよびデータセンターは、同ISPのサーバをインターネットから切り離した。

 Pricewertに対する訴状は、FTCの発表によれば、次の通りだ。

 (同ISPは)犯罪者を募集、共謀し、児童ポルノ、スパイウェア、ウィルス、トロイの木馬、フィッシング、ボットネットの指揮統制サーバ、および暴力、獣姦、近親相姦を題材としたポルノグラフィを含む、有害な電子的コンテンツの配布を積極的に行おうとした。

 訴状では、Pricewertが、オンラインセキュリティコミュニティが請求した削除要求を無視し、同社の犯罪的顧客の犯罪的要素を、検知を避けるために同社の管理下にある別のInternet Protocolアドレスに移すことによって、積極的に同社の犯罪的顧客を保護したと申し立てられている。

 同ISPはまた、積極的にボットネットの運用者を募集し、侵害を受けたコンピュータに命令を送る指揮統制サーバーをホスティングすることによって、複数のボットネットの運用に関与したことに対しても告訴されている。

 地方裁判所に提出された、インスタントメッセージの記録の写しには、被告の幹部職員がボットネットの運用者との間で交わしたボットネットの設定に関する議論が示されている。また、地方裁判所に提出された資料で、FTCは3FNがホストする指揮系統サーバによって制御されている、4500以上の悪質なソフトウェアプログラムを列挙している。これらのマルウェアには、キー入力の記録や、パスワードを盗む、データを盗むなどの機能を持つプログラムや、リモート管理活動のための隠されたバックドアを持つプログラム、スパム配布に関与するプログラムなどが含まれている。

この記事は海外CBS Interactive発の記事をシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 原文へ

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