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不況の今こそ戦略的投資で将来の競争優位性を掴む--オラクル PLM担当者 - (page 3)

谷川耕一

2009-06-15 21:34

Oracle+Oracleの優位

 SAP ERPとAgile PLMを組み合わせたときに比べて、OracleのERPと組み合わせたほうがいい点はどんなところにあるのだろうか?

 システム全体のIT管理の部分では、Oracle ERPと組み合わせたほうが大きな優位性が発揮されるとグラティ氏。しかし、ビジネスプロセスの効率性などPLMそのもの部分については、SAPのERPを利用しても差は出ないというのが、そもそものOracle Agile PLMの前提となっているという。

 これはAIA(Application Integration Architecture)により、SAPであっても内部開発のシステムであっても、レガシーシステムであっても、特別なプログラミング開発なしで容易に連携できるシステムアーキテクチャがあるために実現できるものだ。

 Oracle Agile PLMには、コアとなるプロダクトレコードの機能の周りに、プロジェクト管理(Agile Product Portfolio Management)、CAD連携(Agile Engineering Collaboration)、ビジュアライゼーション(Agile Enterprise Visualization)、開発業務管理(Agile Product Collaboration)、調達/原価管理(Agile Product Cost Management)、品質管理(Agile Product Quality Management)、環境規制コンプライアンス(Agile Product Governance & Compliance)というモジュールが取り巻く形となっており、これらを必要に応じて適宜組み合わせて利用することが可能だ。

 日本の顧客はたしかに内部開発のシステムやレガシーシステムを利用しているが、PLMの重要性はすでに理解しているとグラティ氏は語る。Oracle Agile PLMは、そういった顧客のそれぞれの要件を満たす幅広い製品ラインナップを揃えている。このPLMとしての幅広さについては、日本の顧客やパートナーにも評価されているという。

 「今後もOracle Agile PLMを活用することで、製造業の顧客がより革新的な企業になることのサポートをしていきたい」(グラティ氏)

 まずは、現状ではPLMツールを活用することで、製造業の企業ではこの不況を乗り切れるような競争優位性を得ることができるであろう。多くの企業がPLMを活用するようになり景気の状況も変化する頃には、製品そのものや製造するプロセスで競合との差別化を図っていくことになる。そのときには、PLMを活用していればこそ、より良い製品を生み出すことやプロセスを工夫することに注力できるというものだ。

 厳しい今だからこそ、PLMになんとか投資することができれば、それが将来的な企業競争力の大きな差になって現れてくるのかもしれない。

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