編集部からのお知らせ
記事まとめ「サードパーティークッキー問題」公開
記事まとめ読み:GIGAスクール

段階的な検疫システム移行可能に--PFU、検疫製品の機能を強化

田中好伸(編集部)

2009-07-22 18:37

 PFUは7月22日、PC検疫ソフト「iNetSec Inspection Center」と企業内での不正PCを検知・遮断する小型アプライアンス「iNetSec Patrol Cube」の機能を強化、同日から販売を開始したことを発表した。

 両製品はともに同社が展開するセキュリティ製品ブランド「iNecSec」のもの。PC検疫ソフトのiNetSec Inspection Centerは、セキュリティポリシー徹底、不正PC接続防止、ネットワーク利用者認証などのセキュリティ対策を総合的に管理する。一方の小型アプライアンスのiNetSec Patrol Cubeは、ネットワークセグメントに設置することで、そのセグメントにつながれたクライアントPCのMACアドレスを収集して、不正PCを検知・遮断することができる。

 今回の機能強化では、iNetSec Inspection CenterとiNetSec Patrol Cubeがシームレスに連携できるようになっている。具体的には、iNetSec Patrol CubeのユーザーがiNetSec Inspection Centerを追加導入する際に、ネットワークの設定を変更しなくても、不正PCを検知・遮断するシステムを含む、本格的な検疫システムを構築できるようになっている。既存のiNetSec Patrol Cubeユーザーは、ネットワーク利用者認証やセキュリティポリシー徹底などを中心とした検疫システムに段階的に移行することができる。

 また、iNetSec Inspection CenterとiNetSec Patrol Cubeを連携させた「ARP遮断検疫」と呼ばれる新しい方式を活用することで、クライアントPC1台1台にソフトを導入しなくても、高いセキュリティを保持できるようになっている。スイッチの空きポートにiNetSec Patrol Cubeを接続するだけで、ネットワークエッジレベルの検疫ネットワークが構築できる。

 ARP遮断検疫は、「認証ゲートウェイ」や「IEEE802.1x認証VLAN」といった従来の検疫方式よりも、運用とセキュリティ強度を両立できると同社は説明する。認証ゲートウェイはエージェントレスであるため、導入・運用がしやすいが、“島ハブ”の配下ではクライアントPC間の通信が可能になってしまう。一方のIEEE802.1x認証VLANはセキュリティ強度が高いが、クライアントPCごとのソフトウェア導入が必要であることから、導入・運用で手間がかかってしまう。

 対するARP遮断検疫は、エージェントレスであるため導入・運用がしやすい。加えてセキュリティ強度も高いと同社では説明している。

 両製品を含むiNetSecシリーズは、本来のセキュリティ対策という目的に加えて、IT資産の総所有コスト(TCO)削減を達成できるという。クライアントPCのMACアドレスがiNetSec Patrol Cubeで自動収集されることで、クライアントPCを自動的に把握できる。これで棚卸しを功利的に行えるとしている。同時に、たとえば「3カ月利用していないPC」と指定できることから、長期間未使用となっているクライアントPCを自動で検出することもできる。

 iNetSec Inspection CenterとiNetSec Patrol Cubeの価格(税別)は、クライアントPCが1000台、10ネットワークセグメントとして、ソフトウェアが1000クライアント分とサーバで430万円、iNetSec Patrol Cubeが10セグメント分で208万円となっている。これとは別に保守サービス料金が初年度に148万円、2年目以降が169万円となっている。

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

特集

CIO

モバイル

セキュリティ

スペシャル

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. 運用管理

    最先端のデータサイエンティストでいるための5つのヒント—AIによる高度化でデータの達人であり続ける

  2. ビジネスアプリケーション

    経理部門 554人に聞いた「新しい経理部門の働き方」 その実現に向けた具体的な行動指針を解説

  3. セキュリティ

    パンデミックに乗じたサイバー攻撃に屈しない 最新の脅威分析レポートに見る攻撃パターンと対応策

  4. 運用管理

    DX時代にIBM i は継続利用できるのか? モダナイゼーション実施で考えておくべき5つの視点

  5. セキュリティ

    サイバー攻撃でPCに何が起きている? サイバーディフェンス研究所の名和氏が語るフォレンジックのいま

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNet Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]