富士通とAsianuxは8月18日、アジア圏でのサーバビジネス分野で協業することを発表した。富士通のPCサーバ「PRIMERGY」シリーズがAsianuxのLinux OS「Asianux Server 3」に認証されたことを受けての協業。
本協業にあたっての技術協力として、富士通はAsianuxにPRIMERGYが認証を受けるための技術サポートと関連情報を提供。Asianuxは評価と認証を行った。その結果、ブレードサーバ「PRIMERGY BX920 S1」と、2WAYラック型サーバ「PRIMERGY RX300 S5」「PRIMERGY RX200 S5」が認証を受けることとなった。
また、日本、中国、韓国、タイ、ベトナムのLinuxベンダーで構成するAsianuxコンソーシアムと富士通は今後、アジアの企業を対象にPRIMERGYとAsianux Server 3を組み合わせた製品の提供を推進する。
富士通は、PRIMERGYをアジア圏で利用が拡大しているAsianux Serverに対応させることで、経営目標ともなっているPRIMERGYの拡販を図りたい考え。アジア圏ではデータセンターの省電力化を中心に、PRIMERGYを訴求していく。富士通によれば、本協業によるPRIMERGYの目標販売台数は決まってはいるが、数字は非公開。
日本国内での展開は、ミラクル・リナックスがAsianux Server 3の検証および販売を担い、PFUがPRIMERGYとAsianux Server 3のシステム構築とサポートサービスを行う。ミラクル・リナックスとPFUは2002年にLinuxを利用したインフラ構築などで業務提携している。