NTTデータとネットワールド、米スプランクの検索ソリューションの販売で提携

ZDNet Japan Staff

2009-10-27 16:52

 NTTデータとネットワールドは10月27日、米Splunkの検索ソリューション「Splunk」の販売に関して提携したと発表した。

 Splunkは、NTTデータが1月7日から国内で販売を開始しているツールで、システムが出力するログやエラーメッセージなどのデータを取り込み、さまざまな検索や分析ができるというものだ。Splunk独自の技術により、柔軟な検索条件でデータを検索したり、複数システムのデータを横断的に管理することが可能という。

 NTTデータでは、SplunkとVMware製品やMicrosoft製品を用いて、物理環境と仮想環境が混在するようなシステム環境においても、環境の違いを意識せず横断的にシステム障害を迅速かつ的確に検知できるソリューションの検討に着手している。今回のネットワールドとの提携によって、Splunkの販売を拡大させたい考えだ。

 NTTデータとネットワールドは、まずSplunkを利用した仮想環境でのトラブルシューティングを効率化するソリューションを販売する。また、将来的にはアプライアンスの提供も視野に入れている。

 ミック経済研究所の2008年度末の予測によると、国内のログ管理ソリューション市場は2010年度末までに32億円となっており、NTTデータではこのうち10%の市場シェア獲得を目指している。今後は、Splunkと共同で次世代の検索ソリューションの開発も推進していく予定だという。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. ビジネスアプリケーション

    ITR調査結果から導くDX浸透・定着化-“9割の国内企業がDX推進中も成果が出ているのはごく一部”

  2. セキュリティ

    最新調査が示すセキュリティ対策の「盲点」とは?|ゼロトラスト、生成AI、サプライチェーンリスクの実態

  3. セキュリティ

    セキュアな業務環境を実現する新標準「Chrome Enterprise Premium」活用ガイド

  4. セキュリティ

    失敗しない「脱PPAP」とは?主要ソリューション5つを徹底比較してわかった勘所

  5. ビジネスアプリケーション

    調査結果が示す「生成 AI 」活用によるソフトウェア開発の現状、ツール選定のポイントも解説

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]