日本IBMは11月4日、中小企業や小規模組織向けのx86サーバのエントリーモデルにおいて、1CPUサーバ向けの最新プロセッサ「インテル Xeon プロセッサー3400番台」を搭載したラック型サーバ「IBM System x3250 M3」およびタワー型サーバ「IBM System x3200 M3」を発表した。
新CPU搭載により性能が従来モデルの約1.5倍となっており、メモリは最大で従来の4倍となる32GBを搭載可能。日本IBMでは、サーバの仮想統合環境における複数アプリケーションの稼働を支援し、小規模な組織の基幹システムとしての活用に最適であるとしている。
また、両製品には、統合管理のためのチップ「統合管理モジュール」が搭載されており、IBM独自の自己診断機能を付加したハードウェア制御ファームウェア「uEFI」をBIOSに代わって採用することにより、サーバ起動時間の短縮や容易な管理を実現しているという。さらに、ラック型のx3250 M3では、3.5インチと2.5インチのSATA HDDおよびSAS HDDを搭載でき、既存資産の活用が柔軟に行えるとする。
各製品の価格は、ラック型のIBM System x3250 M3が21万円より。タワー型のIBM System x3200 M3が11万6000円より。価格はいずれも税別で、11月11日から出荷が開始される。