Googleはユーザーを悪意を持ったハッカーからの攻撃の危険にさらす2件の脆弱性を修正する、Chromeのアップデートを公開した。
これらのセキュリティホールうち1件は、任意のコードを実行される危険があることから、深刻度が「高」となっている。
- 脆弱性1:SVG、MHT、XMLファイルなど、一部の潜在的な危険のあるファイルタイプに対しユーザーが警告を受けていなかった。一部のブラウザでは、これらのタイプのファイル内でJavaScriptが実行される可能性がある。JavaScriptはローカルのコンテクストで実行されるため、ローカルリソースへのアクセスが可能になる場合がある。大半のユーザーに対して修正が施されるまで、詳細に関する情報の公開は差し控えられる。
- 脆弱性2:悪意を持って作成されたサイトが、Gears SQL APIを用いてSQLメタデータを不正な状態にし、メモリ破壊を引き起こす可能性がある。これによって、Gearsプラグインのクラッシュや、任意のコード実行が引き起こされる場合がある。Googleは大半のユーザーに対して修正が施されてから、この問題に関する情報を公開すると述べている。
このパッチは、すべてのGoogle Chromeユーザーに対し警告なしで自動的に配布される。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ