トレンドマイクロは11月9日、マイクロソフトのユニファイドコミュニケーション基盤「Microsoft Office Communications Server」を保護する製品「Trend Micro Collaboration Security」を発表した。12月18日に発売する。
Trend Micro Collaboration Securityは、インスタントメッセンジャーのセキュリティ対策を担う新製品「IM Security for Microsoft Office Communications Server」と、メール環境「Exchange Server」を保護する「InterScan for Microsoft Exchange」、「Office SharePoint Server」を保護する「PortalProtect」の3製品で構成される。
IM Security for Microsoft Office Communications Serverは、インスタントメッセンジャーに不正なウェブサイトやフィッシングサイトへ誘導するURLが含まれたメッセージが送信された場合、トレンドマイクロがそのURLを評価し、悪意あるウェブページであればサーバ側でメッセージをブロックする機能を提供する。
InterScan for Microsoft Exchangeは、トレンドマイクロのレピュテーション技術を活用して、スパムメール対策やメールコンテンツフィルタ機能を提供し、情報漏洩の防止を支援する製品。
PortalProtectは、社内ポータルやワークフロー、その他の社内業務システムのセキュリティ対策を提供する。また、Office SharePoint Serverが利用するSQLデータベースのウイルス検出や、統計レポートにより脅威の傾向を分析することも可能。
これら3製品をまとめたTrend Micro Collaboration Securityの参考価格は、1000〜1999アカウント利用時で1アカウントにつき1860円。トレンドマイクロでは今後1年間で4.5億円の販売を目指すとしている。