キングソフトは11月13日、企業向け総合ソフトウェアパッケージ「KINGSOFT Suite」をソフトバンクBBの法人向けASP/SaaS型サービス「TEKI-PAKI」で月額課金サービスとして提供を開始したことを発表した。
KINGSOFT Suiteには、オフィスソフトの「KINGSOFT Office 2010 standard VBA 対応版」と総合セキュリティソフトの「KINGSOFT Internet Security U SP1」が含まれている。Office 2010 standardに辞書ソフトの「KINGSOFT 辞書」が同梱されている。
Office 2010 standardは、ワープロと表計算、プレゼンテーションの3つのソフトウェアで構成。Microsoft Officeと互換性があり、拡張子も同じ形式で保存できる。PDF出力やタブ表示、自動アップデートなどの独自機能が搭載されている。
Internet Security Uは、ウイルス対策やスパイウェア対策、迷惑メール(スパム)対策、情報漏洩防止機能、詐欺サイト対策などで構成されている。3段階の防御態勢、セキュリティ診断、修復機能も搭載。
辞書ソフトは、三省堂や旺文社などの国語、英和、和英の計7つの辞書を収録。マウスオン機能搭載でウェブサイトやメール、PDFの閲覧時に画面を切り替えることなく単語を調べることができる。オフラインに対応するとともに、例文検索や単語帳登録などの機能も搭載している。
Suiteに含まれる3つのソフトはいずれも最新OSの「Windows 7」に対応している。各ソフト単体の提供は予定していないという。利用料金は月額400円(税別)でユーザー1人からでも利用可能であり、最低契約期間は1カ月。年額一括払いも可能だ。
ソフトバンクBBのTEKI-PAKIは、社内に情報システム管理者がいない企業を対象にしたサービス。導入費用や運用コストを削減することが可能としており、ライセンスの更新手続きが必要ないことから、ユーザー本来の業務に支障をきたすことなく利用できるとしている。