日立、MVNO向けに業務アプリとハードをまとめたシステム基盤を提供

田中好伸(編集部) 2009年12月14日 16時54分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 日立製作所は12月14日、中規模の仮想移動体通信事業者(MVNO)向けに回線登録や開通指示、加入契約者情報の管理、料金計算などを行う業務アプリケーションとフレームワークを搭載した「MVNO向けハード一体型All-In-Oneシステム基盤」を12月16日から販売することを発表した。価格は6300万円から。

 今回の製品の対象は、加入者5万人程度のMVNOを想定している。提供されるのは、MVNO事業を行うのに必要なMVNE(Mobile Virtual Network Enabler)基盤のOSS(Operation Support System)やBSS(Business Support System)の汎用業務モジュールを、同社の統合サービスプラットフォーム「BladeSymphony」に搭載したもの。この製品を利用することで、MVNOはOSSやBSSの開発が不要となり、低コスト、短期間で事業をスタートすることができるという。

 搭載されるモジュールは、回線登録や開通指示、通信利用データの集計などを行うOSSインターフェース基盤と、加入契約者情報の管理や販売代理店管理、料金計算、物流管理などを行うBSS基盤、MVNOの既設システムとの連携を可能にするESB基盤で構成される。日立が開発したOSS/BSSプロセス統合制御を行うイベント駆動型アーキテクチャを採用したフレームワークを搭載することで、加入契約者情報の管理など、通信事業に必要な業務処理プロセスを容易に追加、拡張できるという。

 ハードウェアは、ブレードサーバ「BladeSymphony BS320」とストレージ「BR20」、スイッチ「AX3630S」を活用。運用管理ソフト「JP1」なども搭載されている。MVNOの加入者が増加した場合や新サービスを追加した場合でも、ブレードサーバを意識しない分散並列処理が可能なことから、ブレードサーバを追加することで、容易にシステムの処理能力を拡張できるとしている。

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事を読んだ方に

関連キーワード
クラウド基盤

関連ホワイトペーパー

連載

CIO
デジタル“失敗学”
コンサルティング現場のカラクリ
Rethink Internet:インターネット再考
インシデントをもたらすヒューマンエラー
トランザクションの今昔物語
エリック松永のデジタルIQ道場
研究現場から見たAI
Fintechの正体
米ZDNet編集長Larryの独り言
大木豊成「仕事で使うアップルのトリセツ」
山本雅史「ハードから読み解くITトレンド放談」
田中克己「2020年のIT企業」
松岡功「一言もの申す」
松岡功「今週の明言」
内山悟志「IT部門はどこに向かうのか」
林 雅之「デジタル未来からの手紙」
谷川耕一「エンプラITならこれは知っとけ」
大河原克行「エンプラ徒然」
内製化とユーザー体験の関係
「プロジェクトマネジメント」の解き方
ITは「ひみつ道具」の夢を見る
セキュリティ
企業セキュリティの歩き方
サイバーセキュリティ未来考
ネットワークセキュリティの要諦
セキュリティの論点
スペシャル
ざっくりわかるSNSマーケティング入門
課題解決のためのUI/UX
誰もが開発者になる時代 ~業務システム開発の現場を行く~
「Windows 10」法人導入の手引き
ソフトウェア開発パラダイムの進化
エンタープライズトレンド
10の事情
座談会@ZDNet
Dr.津田のクラウドトップガン対談
Gartner Symposium
IBM World of Watson
de:code
Sapphire Now
VMworld
Microsoft WPC
Microsoft Connect()
HPE Discover
Oracle OpenWorld
Dell EMC World
AWS re:Invent
AWS Summit
PTC LiveWorx
吉田行男「より賢く活用するためのOSS最新動向」
古賀政純「Dockerがもたらすビジネス変革」
中国ビジネス四方山話
ベトナムでビジネス
日本株展望
企業決算
このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]