NRI、米企業のベンチマークサービス活用した業務改革コンサルを提供へ

富永恭子(ロビンソン)

2010-01-14 12:47

 野村総合研究所(NRI)は1月14日、米The Hackett Groupが提供するベンチマークサービスを日本国内で独占的に利用する契約を締結したと発表した。NRIは2月から、このベンチマークサービスを用いた業務改革コンサルティングサービスを日本や中国、韓国を中心としたアジア地域で提供する。

 Hackettは、北米や欧州、アジア・太平洋に拠点を持ち、ベストプラクティスアドバイザリー、ベンチマーキング、企業変革コンサルティング(シェアードサービス、オフショアリング、アウトソーシング関連のアドバイス含む)といったサービスを提供するグローバル戦略アドバイザリー企業。同社のベンチマークサービスの実績は4000件以上。データを保持する企業や政府機関は2700に上り、Dow Jones Industrialsの97%、Fortune 100の73%、DAX 30の73%、FTSE 100の45%をカバーしているという。

 NRIは、Hackettが持つデータを利用することで、顧客企業の経理財務、人事、購買、情報技術といった本社部門の業務について、組織や規模の類似した欧米のグローバル企業との比較分析が可能になるとしている。また今回の提携で、これまで以上に企業の幅広いニーズに適応できるという。

 具体的には、中期経営計画策定にあわせた業務改革の目標値設定やロードマップの策定、新しいオペレーションの設計、実行、チェック、シェアードサービスセンターのパフォーマンス評価向上、企業そのもののパフォーマンス向上、アウトソーシング実行などのニーズに対しても、よりスピーディで客観的、定量的に業務プロセスレベルの分析、業務改革の支援ができるとしている。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]