ユニシス子会社のユニアデックスは1月18日、日本IBMのx86サーバ「IBM System x」「IBM BladeCenter」に米Sun MicrosystemsのOS「x86 Solaris」を搭載した製品群を販売し、国内で初めてというハードウエアとソフトウエアの双方に対する24時間365日の一括保守サービスを、3月1日から開始すると発表した。
ユニアデックスによれば、Solarisの既存ユーザー企業は、これまでのアプリケーション資産や運用管理担当者の技術資産を無駄にすることなく、System xやBladeCenterとSolarisを組み合わせ、利用することが可能になる。同時に、既存のSolarisのアプリケーション資産や運用管理スキルを継承できることから、人件費を含めた初期投資を抑制できるという。既存のIBM x86サーバユーザー企業にとっても、一括保守サポート付きで Solarisを利用できると、そのメリットを強調している。
Solarisには、仮想OS環境を作る「Solaris コンテナ」や次世代ファイルシステム「ZFS」など可用性や効率性、拡張性、堅牢性を高めるための機能が標準で含まれており、将来のサーバ統合やプライベートクラウド構築を見据えたユーザー企業の選択肢を広げるとしている。
IBM x86サーバとSolarisの組み合わせに対する一括保守は、国内初という。ユニアデックスの全国約180カ所、24時間365日の保守体制で提供する。ユニアデックスは、ユーザー企業はx86プラットフォームの汎用性とコストパフォーマンスを生かしつつ、柔軟性の高いシステム構築と障害発生時の切り分けなど、保守に関わるコストの低減を含めた総所有コスト(TCO)の削減につながり、運用面での利便性が向上するとしている。