日本IBMは1月21日、ブレードサーバ「BladeCenter」用のオプションとして、1本のイーサネットケーブルに最大4つのネットワークを統合できる拡張ボード「BladeCenter Virtual Fabric アダプター」を発表した。価格は9万2400円、同日から販売を開始し、2月3日から出荷する。
このボードをBladeCenterに搭載し、LANとSANのデータ転送を1本のイーサネットケーブルで同時に行えるFCoE/CEE対応スイッチ「BNT 10ポート 10Gb イーサネット・スイッチ・モジュール」と組み合わせて使用することでケーブルやアダプタ、スイッチなどネットワークを構成する部品数を減らすことができる。
ネットワークの仮想化をハードウェアで実現するため、サーバ仮想化用OSに依存することなく物理ネットワークを削減できる。1ポートあたり最大4ネットワーク、ボード1枚あたり最大8ネットワークまでの同時接続に対応し、ネットワーク用部品数を最大75%、消費電力を最大で約1割削減することが可能だという。