日立システムアンドサービス(日立システム)は2月1日、クライアントPCのセキュリティ対策や情報漏洩防止対策の運用を実現する、SaaS形式のエンドポイントセキュリティサービス「EdgeScreen」の提供を開始したと発表した。1クライアントあたりの月額料金を適用しているため、初期費用を抑えられ、日立システムがユーザーに代わって管理するので、運用管理にかかる負担を削減できるという。
クライアントPCのセキュリティパッチ適用、ウイルス定義ファイル更新などのセキュリティ対策状況の可視化、レポート化だけでなく、日立システムの監視センターからリモートで24時間365日のセキュリティ対策を実施する。運用管理者や従業員が意識することなく、クライアントPCの高いセキュリティレベルを維持することが可能になるとしている。
日立システムは、EdgeScreenを中堅中小企業や支社、営業所などの拠点などに向け、SaaS形式として1クライアントあたり月額420円から提供する。3年間で約5万クライアントの販売を予定しているという。今後もさまざまなセキュリティ対策のメニューを順次追加し、SaaS形式でのセキュリティ統合管理サービスを展開していくとしている。
EdgeScreenは、三菱商事がマスターパートナーとなっているエンドポイント統合管理システム「BigFix」が組み込まれている。日立システムは1月に三菱商事の子会社であるインフォセックとBigFixの販売代理店契約を交わしている。
サービス名称 | サービス概要 | 月額料金(円) |
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エンドポイント情報取得サービス | セキュリティ情報などクライアントPCに関連する各種統計情報をレポートとして提供する | 735 |
リモート対策管理サービス | 脆弱性のあるクライアントPCにリモートから以下のセキュリティ対策を実施 ・ウイルス対策ソフトの定義ファイルの更新 ・Windowsセキュリティパッチの適用 ・外部記憶媒体のデバイスコントロール ・電源セッティングの適用 | 1050 |
セキュリティパッチ適用サービス | 脆弱性のあるクライアントPCにリモートからWindowsセキュリティパッチを適用する | 420 |