大塚商会、NEC、サイオスが業務継続ソリューションで協業

ZDNet Japan Staff

2010-02-09 12:35

 大塚商会、NEC、サイオステクノロジーの3社は2月9日、業務継続ソリューションで協業すると発表した。この協業に基づき3社は、ファイルサーバパック「TWIN NAS 2TB(ツイン ナス 2テラバイト)パック」を開発した。

 TWIN NAS 2TBパックは、NECのNAS製品「iStorage NS49P」とサイオスのデータ複製ソフト「DataKeeper for TWIN NAS」に大塚商会の保守サービス「たよれーる」がセットになったもので、3月より大塚商会が販売する。サイオスの検証によると、同パックは従来比3倍の速さで高速自動バックアップができるという。

 TWIN NAS 2TBパックに含まれるNECのiStorage NS49Pは、RAID5およびホットプラグに対応しており、ハードディスクに障害が起きても、ファイルサーバの連続稼動とデータの保全が確保できるという。オプション追加で電源やファンの冗長構成をとることも可能だ。

 稼動サーバに保存されたデータは、サイオスのDataKeeper for TWIN NASにより、あらかじめ設定した時間に自動的にバックアップされる。これは、サイオスが本パック専用に新たに開発したもので、ディスクの中で更新されたデータ領域のみバックアップするため、大容量のデータも短時間でバックアップできる。ファイルデータだけでなく、ファイルのアクセス権やフォルダの共有設定などの付加情報もバックアップ可能だという。

 大塚商会の保守サービスでは、サーバの障害監視や通報サービスを提供する。万が一稼動サーバに障害が発生した場合は、エンジニアが訪問し迅速に稼動サーバから待機サーバへの切り替え作業を行う。

 TWIN NAS 2TBパックの価格は、iStorage NS49Pが2台、サイオスのDataKeeper for TWIN NASが2つに、大塚商会のたよれーる保守という構成で、198万円から(税別)、保守料が年間32万7600円からとなっている。

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