サイオステクノロジーは、既存の「IBM Lotus Notes/Domino(Notes)」ユーザー向けにGoogleのクラウドサービスである「Google Apps」とNotesを併用した、新たなグループウェア環境を実現するサービスを、12月3日より提供すると発表した。
同サービスは、グループウェアのライセンス費用や管理者負担を軽減したいというユーザーに対し、NotesとGoogle Appsの共存環境への移行を実現することでその課題を解決するもの。利用中のNotes環境を分析した上で、メールなどの主な機能をGoogle Appsに移行し、Notesで作成した既存のアプリケーションは必要に応じてウェブベースのNotesのサービスに移行するという。
Google AppsとNotesのそれぞれの長所を組み合わせることで、機能面ではメールのクラウド化等により、従来よりも高いユーザビリティの実現が可能になるとしている。また、コスト面では、ウェブベースのサービスへの移行により、これまでのNotesクライアントのライセンス費用が大幅に軽減でき、導入費用が最大約50%削減できるという。
また、サイオステクノロジー独自のテクノロジによりGoogle AppsとNotes間のID連携や、NotesのウェブベースサービスからGoogle Appsへのシームレスなログインが可能になるため、管理者、ユーザーともに移行メリットを享受できるとしている。同サービスについて、今後3年間で200社への導入を目指すとしている。