サイオス、Notes環境の一部をGoogle Appsへ移行して運用コストを低減するサービスを提供

ZDNet Japan Staff

2010-12-01 20:33

 サイオステクノロジーは、既存の「IBM Lotus Notes/Domino(Notes)」ユーザー向けにGoogleのクラウドサービスである「Google Apps」とNotesを併用した、新たなグループウェア環境を実現するサービスを、12月3日より提供すると発表した。

 同サービスは、グループウェアのライセンス費用や管理者負担を軽減したいというユーザーに対し、NotesとGoogle Appsの共存環境への移行を実現することでその課題を解決するもの。利用中のNotes環境を分析した上で、メールなどの主な機能をGoogle Appsに移行し、Notesで作成した既存のアプリケーションは必要に応じてウェブベースのNotesのサービスに移行するという。

 Google AppsとNotesのそれぞれの長所を組み合わせることで、機能面ではメールのクラウド化等により、従来よりも高いユーザビリティの実現が可能になるとしている。また、コスト面では、ウェブベースのサービスへの移行により、これまでのNotesクライアントのライセンス費用が大幅に軽減でき、導入費用が最大約50%削減できるという。

 また、サイオステクノロジー独自のテクノロジによりGoogle AppsとNotes間のID連携や、NotesのウェブベースサービスからGoogle Appsへのシームレスなログインが可能になるため、管理者、ユーザーともに移行メリットを享受できるとしている。同サービスについて、今後3年間で200社への導入を目指すとしている。

移行イメージ 既存のNotes/Domino環境からGoogle Appsへの移行イメージ

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

関連記事

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    KADOKAWAらの事例に学ぶ、2024年サイバー攻撃の傾向と対策

  2. セキュリティ

    MDMのよくある“12の悩み”を解決!Apple製品のMDMに「Jamf」を選ぶべき理由を教えます

  3. ビジネスアプリケーション

    生成AIをビジネスにどう活かす?基礎理解から活用事例までを網羅した実践ガイド

  4. セキュリティ

    セキュリティ担当者に贈る、従業員のリテラシーが測れる「情報セキュリティ理解度チェックテスト」

  5. セキュリティ

    「100人100通りの働き方」を目指すサイボウズが、従業員選択制のもとでMacを導入する真の価値

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]