サイオステクノロジー(サイオス)は3月17日、中国のデジタル・チャイナ・ホールディングスの子会社で、現地大手SI企業であるデジタル・チャイナ・インフォメーション・システムとパートナー契約を締結したと発表した。この契約を機に、中国での営業活動を本格化するという。
デジタル・チャイナ・インフォメーション・システムは、政府、通信、金融業界向けのシステム構築に強みを持っている。今回の契約締結により、サイオスの米国子会社である「SteelEye」のHAクラスタソリューションをはじめとする製品を、同社のハイエンドユーザー向けに販売し、サイオスグループの製品販売やサービスの中国全土への提供拡大を図るという。
サイオスでは、グローバル展開の一環としてアジア圏への進出を本格化するため、2009年11月に中国北京市に現地法人を設立している。同社では今後、より一層中国企業とのパートナー関係を拡大強化するとともに、現地でのサポートの充実を図り、中国ビジネスの大きな成長を目指すという。なお、今回の契約締結による今期の業績への影響は、現段階においては軽微としている。