ネットワールドと野村総合研究所(NRI)は3月16日、NRIが開発した仮想化環境管理ツール「Senju Children for VMware」を同日より共同で販売すると発表した。
仮想化ツールのひとつにヴイエムウェアの「VMware」ファミリー製品があるが、ネットワールドはVMwareをいち早く展開、国内で多くの販売実績を持つ。反面、仮想化環境ではシステム運用がより複雑になるため、障害対応など運用の効率化を求めるユーザーへの対応が課題となっていたという。
一方、NRIは、運用管理ツール「Senju Family」で培った運用技術とノウハウが結集したSenju Children for VMwareを開発した。同ツールは、監視対象にソフトウェアをインストールすることなく、10台までの「ゲストOS」とESXサーバ3台までの「物理サーバ」の両方を一元的に監視するとともに、ランブックオートメーション機能により異常発生時のシステム制御を自動化するのが特長だという。この仮想化環境の制御自動化により、ユーザーの仮想化環境でのシステム運用のコスト削減と効率化を実現するとしている。
Senju Children for VMwareのライセンス提供価格は70万円、年間保守料金は10万5000円(いずれも税別)。両社は、2010年度に150社程度の導入を目指すとしている。