野村総合研究所(NRI)は3月4日、システムに関する問い合わせや障害に対応するサービスデスクツール「Senju Service Manager」のSaaS型での提供を開始したことを発表した。
価格は、ユーザー10人までで月額15万円(税別)、ユーザー1人追加で1万円となっている。標準で1カ月程度の試用期間を設けている。
Senju Service Managerは、インシデント管理やサービス要求、問題管理、変更管理、構成管理などを効率化するサービスデスク業務を担う。今回のSaaS型は、当初は小規模で開始し、順次改善しながらシステムの改善業務などを定着させたいという要望、初期投資を抑え短期間でサービスデスク基盤を構築したいというニーズに適したものと説明する。
SaaS型であることから、サービスデスク業務のためにサーバ設置やソフトウェア導入は不要。月額利用形式を取ることでユーザーが必要なサービスだけを利用できるようになっている。
また、中小規模のサービスデスクにも適するように10ユーザーから利用できる。部署内だけで必要最低限の機能から開始して、将来のシステム拡張や要件拡大にも柔軟に対応できるとしている。