野村総合研究所(NRI)はこのほど、ITIL/ISO20000/COBITに対応したITサービスマネジメント導入支援フレームワーク「SSMF(Senju Service Management Framework)Ver.2.0」を発表した。ITIL/ISO20000/COBITへの対応を検討している企業へのITサービスマネジメント導入サービスの提供を開始した。
SSMF Ver.2.0は、ISO20000のプロセス構成をベースとし、ITIL、COBITのプロセス要素を取り込んだ15のプロセスから構成される。ITIL/ISO20000/COBITのフレームワークに従って企業がITサービスマネジメントを導入するうえで、「HOW」の部分を補完する実践的なガイドラインとなっているという。 また、ITIL/ISO20000/COBITのテキストに記述されている内容から、実際のITサービスマネジメント業務のなかで、担当者ごとに実施すべきタスクを詳細に定義している。
ISO20000は、英国基準のBS15000を国際規格に格上げしたものであるという背景から、ITILのITサービスマネジメント双方のベストプラクティスとほぼ同様とみなされている。COBITは正式には、「Control Objectives for Information and Related Technology」であり、米国のITガバナンス協会(ITGI:IT Governance Institute)がとりまとめた、ITガバナンスに関するフレームワーク。