NECがBS15000を認証取得--ISO20000も視野に

田中好伸(編集部)

2005-12-20 21:38

 NECは12月20日、同社が提供する「ハイ・アベイラビリティ(HA)サポート」が「BS15000」の認証を取得したことを発表した。BS15000は、情報システムの運用管理分野のガイドラインであるITILをベースにした、運用管理に関する国際規格。

 HAサポートは、情報システムの安定稼働を目的に、障害が起きないように運用保守作業を提供するプロアクティブサービスと、障害が発生した時でも影響を最小限にとどめるリアクティブサポートを組み合わせた、運用支援サービス。システムマネジメントサポート事業部が提供している。

 システムマネジメントサポート事業部には、ITIL資格を保有する100人以上のアカウントサポートエンジニアが在籍。従来からITILベースの運用管理体制の構築とサービス品質の向上に取り組んできたという。

 BS15000は、英国規格協会が定める規格であり、企業の情報システム部門やサービスベンダーがシステムを運用する際の管理フレームや評価基準を規定する。今年12月14日に国際標準化機構(ISO)と国際電気標準会議(IEC)による正式な国際的な標準規格「ISO/IEC20000」として正式に発行された。

 NECでは、BS15000からISO20000への移行審査が開始され次第、ISO20000を取得する予定としている。また、NECグループでもBS15000/ISO20000の認証取得を進めていく。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. ビジネスアプリケーション

    生成 AI を活用した革新的な事例 62 選 課題と解決方法を一挙紹介

  2. セキュリティ

    新入社員に教えるべき情報セキュリティの基礎知識--企業全体を守るための基本ルールを徹底解説

  3. セキュリティ

    KADOKAWAらの事例に学ぶ、2024年サイバー攻撃の傾向と対策

  4. セキュリティ

    【マンガで解説】なぜ中小企業でも最新のセキュリティ対策を強化しなければいけないのか?

  5. ビジネスアプリケーション

    調査結果が示す、通信業界の「生成 AI 活用」インパクト--成果を達成する 4 つのユースケース

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]