NECは12月20日、同社が提供する「ハイ・アベイラビリティ(HA)サポート」が「BS15000」の認証を取得したことを発表した。BS15000は、情報システムの運用管理分野のガイドラインであるITILをベースにした、運用管理に関する国際規格。
HAサポートは、情報システムの安定稼働を目的に、障害が起きないように運用保守作業を提供するプロアクティブサービスと、障害が発生した時でも影響を最小限にとどめるリアクティブサポートを組み合わせた、運用支援サービス。システムマネジメントサポート事業部が提供している。
システムマネジメントサポート事業部には、ITIL資格を保有する100人以上のアカウントサポートエンジニアが在籍。従来からITILベースの運用管理体制の構築とサービス品質の向上に取り組んできたという。
BS15000は、英国規格協会が定める規格であり、企業の情報システム部門やサービスベンダーがシステムを運用する際の管理フレームや評価基準を規定する。今年12月14日に国際標準化機構(ISO)と国際電気標準会議(IEC)による正式な国際的な標準規格「ISO/IEC20000」として正式に発行された。
NECでは、BS15000からISO20000への移行審査が開始され次第、ISO20000を取得する予定としている。また、NECグループでもBS15000/ISO20000の認証取得を進めていく。