日本ユニシスグループの日本ユニシス・エクセリュ−ションズ(UEL)は3月30日、新たに長野地区の営業サービス拠点として長野エクセル・ステーション(ES)を開設すると発表した。開設日は4月1日。
長野ESでは、長野エリアでの金型設計CAD/CAM市場に向け、 同社開発による国産CAD/CAMシステム「CADmeister」を中心としたUELおよび日本ユニシス関連商品を販売するという。
CADmeisterの主力市場である金型分野において、長野地区は常に全国シェアで10位以内を維持しているという。また、長野地区は、小物射出成型、順送プレス成型、ナノテク関連技術などの精密技術において、世界に評価される特徴を持った多くの企業を有しているという。UELでは、この地域が持つ強みを生かして「精密技術のCAD実装」を図ることにより、「ローカルから世界に通じるシステム」を実現できる可能性が十分にある市場だと見ている。
UELが4月から提供を予定している「CADmeister V5.1」は、高硬度材の高速加工実現などを取り入れたCAMラインアップの強化版だという。また、エリジオンの「CADdoctor」の計算エンジンを搭載するなど、ユーザーの使いやすさを追求した機能強化が行われているとする。
長野ESは、ユニアデックス諏訪サービスステーションと同一事務所内に設置。日本ユニシスグループのシナジー効果を目指した陣容で、3年後に3億円の売り上げを目標にするという。