まだだれも確認を得ていないが、米国時間4月12日の月曜日に待望の「Pink」携帯電話がデビューとなるかもしれない。
ことの発端は、Microsoftが報道関係者に対して送っている招待状だ。4月12日に米サンフランシスコで開催するなぞのイベントへの招待状で、これが「Pink」ローンチではないか、という憶測を呼んでいる。
Pinkは開発コード名で、「Sidekick」およびSidekick向けサービスの後継となるものだ。ターゲットユーザーは10代、20代の若者。Pink端末のコード名は、「Pure」「Turtle」「Lion」「Pride」など。PureとTurtleはシャープが製造するが、ブランドはMicrosoftブランドになるといわれている。
4月12日は「Visual Studio 2010」のローンチ日でもある。だが、Visual Studioのローンチイベント場所はラスベガスで、サンフランシスコではない(サンフランシスコと思っていたが、間違っていた)。Microsoftは「Office 2010」製造工程向けリリース(RTM)も発表するのではないかという憶測もあるようだ。4月12日は、64ギガバイトの「Zune HD」のローンチ日となる可能性もありそうだ(Microsoftは米国時間4月5日、予定通り「Zune 4.5」ファームウェアのアップデートを配信した)。
Microsoftはこれらの憶測に正式にコメントしていない。代表者は、Microsoftは「現時点では詳細は公開しない」と述べている。
Pinkに対しては、尻すぼみのような感じをわたしは受けている。Pinkのうわさは以前からあり、月日が経ち過ぎているからだ(わたしがここで最初にPink関連の情報を公開したのは、2008年12月のことだ)。それでも、--もし、Pinkフォンが予想通りにMicrosoftブランドの携帯電話となるのであれば--、GoogleがGoogleブランド携帯電話で行ったのと今回のMicrosoftの戦略がどのように違うのかなどについて、Microsoftが公式にどのような説明をするのかは非常に気になるところだ。覚えている人もいると思うが、Microsoft幹部は以前、Googleブランドの携帯電話を発表することで、Googleはパートナー企業の事業に損害を与えていると非難していたのだ・・・。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ