富士通は、企業向けPCのデスクトップ型「ESPRIMO」とノート型「LIFEBOOK」のラインアップを一新して全6シリーズ31機種の販売を開始したことを発表した。
ESPRIMOは、液晶一体型スタンダードモデル「K550/A」で筐体デザインを刷新している。キーボードを液晶下部の空間に収納でき、机上に作業スペースを確保できる。液晶一体型であることから、机上の専有面積を30%削減でき、机上を有効に活用できるとしている。排気口を筐体上部に設置、対面に排気させないようになっており、光学ドライブやカスタムメイドでUSBポートを前面に装備可能であるため、CDやDVDの交換やUSBケーブルの抜き差しが簡単にできるとしている。
またK550/Aはモバイル向けのデュアルコアCPU「インテル Core 2 Duo プロセッサー」が搭載可能で、大幅に消費電力カットが可能という。ESPRIMOの「D550/A」と「D530/A」はPC本体に電源供給口を付けることで、本体からディスプレイへの電源供給を実現する「電源連動型サービスコンセント」を標準で装備している。本体の電源を切るとディスプレイへの電源供給も連動して止まることで、消し忘れを防止できるとしている。使用状況に応じて電力量や電気料金、二酸化炭素(CO2)排出量などを可視化するアプリケーション「Systemwalker Desktop Patrol Lite」を標準で添付。省電力設定での節電効果を簡単に確認でき、エンドユーザーの意識向上に役立つという。
ノート型のLIFEBOOKでは、インテルの最新CPU「Core」ファミリーと最新のチップセットを搭載する「E780/A」を追加した。E780/Aも筐体デザインを一新し、フルHD液晶(1920×1080)とインテルの「vPro」技術、暗号化機能付きフラッシュメモリディスクにカスタムメイドで対応する。12.1型の「P750/A」では、FOMAカードを装着できる。遠隔操作でのデータ消去とロックが可能な「CLEASURE」対応モデルに「Core i」搭載モデル「S560/A」を新規で追加している。