日立システムアンドサービス(日立システム)は4月27日、横浜銀行の総務システムと会計システムを統合した経営統合管理システムを構築したと発表した。3月18日から運用を開始し、順調に稼動しているという。
横浜銀行の経営統合管理システムは、日立システムが日本オラクルのERP製品である「Oracle E-Business Suite(Oracle EBS)」およびディーバの連結会計システム製品である「DivaSystem」を利用して構築した。横浜銀行は、神奈川県および東京都西南部に営業地盤を置く地方銀行で、地方銀行および第二地方銀行106行中、最大の資金量を有する金融機関。昨今、銀行業界に対する要求は厳しさを増しているといい、横浜銀行においても会計基準、制度改正への対応、決算開示の早期化、内部統制強化等の課題に対応できるシステムを早急に構築する必要があったという。
同銀行に対して、日立システムは、Oracle EBS、DivaSystemを核とした総務、会計、連結決算システムを提案。その結果、同システムが、短期間かつ低コストで要望を実現できることや、日立システムのこれまでのシステム構築実績、今後の拡張性の高さなどが評価され導入に至ったとしている。日立システムでは今後、国際会計基準(IFRS)適用に向けたソリューションを横浜銀行に提案していく予定としている。