日立製作所(日立)は5月21日、公立大学法人広島市立大学(広島市立大学)の情報システム基盤「HUNET」を、同社の大学向け情報システムソリューション「UNIPROVEシリーズ」をはじめとしたITシステムを利用して刷新したと発表した。
HUNET(Hirosima City University Information Network、広島市立大学情報ネットワーク)は、同大学の学生や教職員、約2350名が利用する情報システム基盤。学務事務システムや図書館システム、さらに情報処理センターや語学センターの教育システム、遠隔教育システムといった、さまざまな学内システムのネットワーク上での連携を可能にする役割を果たす。ウェブブラウザ上でのシラバス(講義要綱)閲覧や履修登録などが可能なほか、学内の情報処理センターや語学センターにおいて、語学学習やプログラミング実習を行うためのシステム環境を提供しているという。
今回の刷新にあたり、日立は統合サービスプラットホーム「BladeSymphony」の小型高集積モデル「BS320」により学内のPCサーバを集約するといった基幹システムの更改と情報ネットワークの最適化のほか、UNIPROVEシリーズなどを活用した履修や、講義などの情報提供を学生向けに行うデジタルサイネージ(電子看板)の提供などを行った。今回採用されたのは、大学向け学務情報システム「UNIPROVE/AS」、大学向けデータ連携ポリシー基盤「UNIPROVE/IM」、大学向け証明書自動発行システム「UNIPROVE/SS」、大学向けウェブ型図書館システム「UNIPROVE/LS」などとなっている。