Firefox 4 beta 1レビュー:WebM対応、ローカルストレージ強化が目玉 - (page 4)

杉山貴章(オングス)

2010-07-09 16:15

ブラウザで3Dグラフィックスを表示するWebGL

 WebGLはウェブブラウザ上で3Dグラフィックスを表示するための仕様である。HTML5のcanvas要素と組み合わせて利用し、canvas上にOpenGL 2.0またはOpenGL ES 2.0による3Dオブジェクトを描画できるようにするというものだ。Firefox 4 beta 1では、オプションながらこのWebGLがサポートされるようになった。

 WebGL機能はデフォルトではオフになっているため、有効にするには設定を変更しなければならない。ロケーションバーに「about:config」と入力し、プロパティ一覧の中から「webgl.enabled_for_all_sites」を探す。このプロパティの値を図5.1のように「true」にすることによって、全てのサイトを対象としてWebGLが有効になる。

WebGLはデフォルトでは無効になっているので、使用するには設定を変える必要がある 図5.1 WebGLはデフォルトでは無効になっているので、使用するには設定を変える必要がある

 図5.2はこのサンプルページを表示してみた様子だ。

WebGLで3Dグラフィックスを表示 図5.2 WebGLで3Dグラフィックスを表示

 グラフィックス関連では、その他にもハードウェアアクセラレートのサポートによる描画パフォーマンスの向上などが実現されている。また、今後はSVGアニメーションなどもサポートされる予定となっている。

JaegerMonkeyは非搭載、パフォーマンスは改善途上

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. ビジネスアプリケーション

    生成 AI 「Gemini」活用メリット、職種別・役職別のプロンプトも一挙に紹介

  2. セキュリティ

    まずは“交渉術”を磨くこと!情報セキュリティ担当者の使命を果たすための必須事項とは

  3. セキュリティ

    迫るISMS新規格への移行期限--ISO/IEC27001改訂の意味と求められる対応策とは

  4. セキュリティ

    マンガで分かる「クラウド型WAF」の特徴と仕組み、有効活用するポイントも解説

  5. ビジネスアプリケーション

    急速に進むIT運用におけるAI・生成AIの活用--実態調査から見るユーザー企業の課題と将来展望

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]