ブラウザで3Dグラフィックスを表示するWebGL
WebGLはウェブブラウザ上で3Dグラフィックスを表示するための仕様である。HTML5のcanvas要素と組み合わせて利用し、canvas上にOpenGL 2.0またはOpenGL ES 2.0による3Dオブジェクトを描画できるようにするというものだ。Firefox 4 beta 1では、オプションながらこのWebGLがサポートされるようになった。
WebGL機能はデフォルトではオフになっているため、有効にするには設定を変更しなければならない。ロケーションバーに「about:config」と入力し、プロパティ一覧の中から「webgl.enabled_for_all_sites」を探す。このプロパティの値を図5.1のように「true」にすることによって、全てのサイトを対象としてWebGLが有効になる。
図5.2はこのサンプルページを表示してみた様子だ。
グラフィックス関連では、その他にもハードウェアアクセラレートのサポートによる描画パフォーマンスの向上などが実現されている。また、今後はSVGアニメーションなどもサポートされる予定となっている。