Firefox 4 beta 1レビュー:WebM対応、ローカルストレージ強化が目玉 - (page 2)

杉山貴章(オングス)

2010-07-09 16:15

「Tabs on Top」でメニューバーがなくなる

 Firefox 4では「Tabs on Top」という機能によってタブがウィンドウの一番上に表示され、ナビゲーションツールバーやブックマークツールバーは各タブの中に表示されるようになった。図3.1は上がFirefox 4 beta 1のもの、下がFirefox 3.6.6のものである。Firefox 4の方はGoogle ChromeのUIに似たものになっている。

Tabs on Top 図3.1 タブが最上部に表示される「Tabs on Top」※クリックで拡大画像を表示
註:Firefox 3.6.6のナビゲーションバーにある国旗マークと矢印マークはアドオンによるもので、Firefox 3標準の機能ではない。Firefox 4 beta 1側はデフォルトの設定のままで実行しており、アドオンなどは一切追加していない。

 この大幅なデザイン変更の理由について、デザインチームのAlex Faaborg氏はブログにおいて以下の4つのポイントを説明している。

  1. (ロケーションバーなどの)タブのコントロールに関する部分をタブの中にまとめることでUIに一体感を持たせる。
  2. ウェブアプリケーションを固定タブとして表示するAppTab拡張などを利用している場合には、個別にロケーションバーを非表示にできるようにした方がネイティブアプリケーションに近い使い勝手になる
  3. アドオンなどの設定マネージャが、ダイアログ表示ではなくタブとして表示されるようになった。この場合もロケーションバーは不要となる
  4. アドレスバーの通知機能がタブを隠してしまうのを防止できる

 タブの位置が変わっただけでなくメニューバーも消えてしまっているが、その代わりに「Firefoxボタン」と呼ばれるボタンが付け加えられている。このボタンからは、図3.2のように従来の「ファイル」メニューにあった機能や、履歴の表示、オプション設定などにアクセスすることができる。また、「Customize」メニューからUIのカスタマイズを行うことも可能で、例えば「Tabs on Top」のチェックを外せば図3.3のようにタブがロケーションバーの下に表示されるようになる。

Firefoxボタン 図3.2 「Firefoxボタン」から各種機能にアクセスできる
タブは従来の位置に戻すことも可能 図3.3 タブは従来の位置に戻すことも可能※クリックで拡大画像を表示

 メニューバーについても同様で、「Menu Bar」にチェックを入れておけば表示されるようになるが、その場合は図3.4のようにFirefoxボタンが表示されなくなる。また、設定を変更せずに、「Alt」キーを押すことで一時的にメニューバーを表示させることもできる。

メニューバーを表示させるとFirefoxボタンが表示されなくなる 図3.4 メニューバーを表示させるとFirefoxボタンが表示されなくなる※クリックで拡大画像を表示

 このように、設定によって簡単に従来のようなUIに戻すことができるが、実際に使ってみると新しいUIにもすぐに慣れてしまった。この他にもリロードボタンとストップボタンの統合や、ロケーションバーによるタブの切り替え機能など、UIには大幅な変更が加わっている。フォトレポートでも紹介しているので、そちらも参照していただきたい。

HTML5対応:WebMサポート、ローカルストレージ機能の強化

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]