#5:モバイルというパラダイム
コンピュータが飛躍的に進化したことで、企業のどの机の上にも、そしてセールスカウンターから倉庫、診察室にいたるまで、人が働くさまざまな場所にもPCが置かれるようになった。ナレッジワーカーにとっては、PCが机の上に置かれているのは自然なことであるものの、常に動き回りながら日々の業務をこなしている他の人々にとっては、PCのあるところにまで行ってデータの入力や何らかの作業を行うというのは効率の悪い業務の進め方となるのである。しかし、そういった状況も変わろうとしている。
スマートフォンや、(iPadといった)タッチスクリーンを搭載したタブレットに代表されるモバイルコンピュータは、この4年間で大きく進歩した。これらのデバイスはスイッチを入れればすぐに使用でき、タッチスクリーンのお陰ですぐに操作を学習でき、タッチスクリーンを使用するアプリケーションのまったく新たなエコシステムを開拓している。今後は、こういったモバイルプラットフォーム上での開発がさらに増えていくだろう。そして、人々は職場の机に置かれたPCから解放され、より自然なかたちで人々や製品とやり取りできるようになるはずだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。