アドビ システムズ(アドビ)とトランスコスモスは8月16日、各種イベントチケット販売を行うローソンエンターメディアが、アドビの解析ソリューションを採用したと発表した。
今回採用されたのは、「Adobe SiteCatalyst, powered by Omniture」および「Adobe SiteCatalyst Mobile」。導入はトランスコスモスが行った。
Adobe SiteCatalystは、アドビの「Adobe Online Marketing Suite, powered by Omniture」を構成する製品。リアルタイムでオンライン解析情報を提供することで、企業の意思決定者やマーケティング担当はウェブサイト、ランディングページ、モバイルサイトなどのオンライン施策を通じたマーケティング戦略や施策を最適化することが可能になるという。
ローソンエンターメディアでは、9500以上のローソングループの店舗に設置した端末「Loppi」やPCサイト、モバイル公式サイト、自動音声応答電話などを活用し、コンサート・スポーツ・演劇・映画等のチケットを販売しており、その登録会員数は250万人を超える。そのほか、ライブエンタテインメント業界におけるノウハウを軸とした様々な企画提案や店舗連動のプロモーションなども手掛けている。
今回、アドビの解析ソリューションを活用することで、登録会員のウェブサイトでの動線や購買動向を、会員属性別に把握できるようになるという。これにより、会員の購買行動の促進、会員の活性化や増加に効果の高い施策の分析、ウェブサイトの改善に解析結果をタイムリーに生かせるとしている。