EMCジャパンは8月25日、動的なアプリケーション構築を実現するプラットフォーム「Documentum xCelerated Composition Platform (Documentum xCP)」の販売を開始すると発表した。
Documentum xCPは、コンテンツ管理プラットフォーム「Documentum」ファミリーの製品で、業務プロセスとコンテンツ管理を関連付けた「ケース・マネジメント」実現のためのソリューションとして、「EMC Documentum Platform Bundle」「EMC Documentum xCP User Bundle」「EMC Documentum xCP Designer Bundle」から構成される。
システムインテグレーター、ソフトウェアベンダー、企業のIT部門は、Documentum xCPを利用することで、低コストかつ少ないリソースでアプリケーションを構築できる。また、アプリケーションの構築期間を従来比で最大で50%短縮できるという。さらに、このプラットフォームで構築するアプリケーションは、稼働後の変更や保守も容易なため、大幅なTCO(総所有コスト)削減にもつながるとしている。
Documentum xCPには、コンテンツ管理、ビジネスプロセス管理、スキャンした文書の特徴を判別しプロセスを起動するインテリジェントキャプチャ、コラボレーション、コンプライアンスなどの各種テクノロジが統合されている。また、開発および実装ツールも搭載されており、プログラミングすることなく、設定を行うだけでアプリケーション作成が可能だ。さらに、助成金申請管理等のサンプルアプリケーションや、テンプレートも提供している。販売価格は、1ユーザー・1デザイナーの場合、79万912円からとなる。