福岡大学は、10月から稼働する新情報システム「FUTURE4」(福岡大学教育研究システム)において、SAS Institute Japanの教育機関向けプログラム「SAS Academic Program」の全学的な導入を継続する。SAS Institute Japanが9月9日に発表した。
SAS Academic Program は、大学、学部、研究室に在籍する学生や教職員のSAS製品の活用を推進するワールドワイドプログラム。そのため、製品の提供だけに留まらず、パッケージ導入時のセミナー開催やトレーニング教材およびサンプルデータなどの提供も行っている。同プログラムの導入により、教職員の教材作成の負荷を軽減するだけでなく、SASのソフトウェアをより分かりやすい形で提供し、さまざまな利用方法を紹介できるため、授業および研究活動の充実化を支援するとしている。
同プログラムでは、大学のキャンパス全体を対象とした「Campus Program」、学部や学科、教室単位の「Department Program」、研究室単位の小規模ライセンス契約「Laboratory Program」の3つの形態を用意。いずれもソフトウェア単体で提供する場合よりも手頃な価格を設定しており、教育機関におけるSAS製品の利用をさらに促進するものだという。
今回、福岡大学では、キャンパス全体での導入が可能なパッケージ「Campus Program」を導入。これは23種類の統計プロダクトおよびデータマイニング統合パッケージ「SAS Enterprise Miner」と、ゲノム解析ツール「SAS/Genetics」で構成されている。これにより、同学キャンパス全学部の教職員および全学生がSASのソフトウェアを活用できるようになるとしている。
福岡大学では、SAS製品を活用した授業や応用したゼミナールの実践を通じて、統計分析の知識やデータマイニング技術など、社会のニーズに対応した学力を学生に身につけさせたい考えだ。