日本インフォア、タカラトミーのサプライチェーン刷新を支援

富永恭子(ロビンソン)

2010-09-17 11:06

 日本インフォア・グローバル・ソリューションズ(日本インフォア)は9月16日、タカラトミーグループのタカラトミーロジスティクスに、同社の製品を導入し、物流システムの刷新を支援したことを発表した。刷新プロジェクトは、2008年春に開始。新システムは、2010年5月にカットオーバーし、8月16日より本格稼動しているという。

 2006年のタカラとトミーの合併により、タカラトミーの荷量は倍増した。そのため、グループ全体のロジスティックスの企画、管理、運営を担うタカラトミーロジスティクスでは、繁忙期の業務対応力と納品精度の安定性の確保とともに、受注状況や在庫状況をリアルタイムに把握できる一貫物流の構築が課題だったという。また、旧システムにおいては、詳細な物流データを抽出するために個別のスキルを要したため、この点をより簡素化し、データの可視化を実現する必要もあった。そのため、プラットフォームとなる物流システムの導入とともに、短期間、低コストで内部統制に対応したシステムの稼働が保証されるパッケージ製品の導入が検討されたという。

 今回、日本インフォアが提供したのは、同社の倉庫管理システム「Infor SCM Warehouse Management」を中心に、複数拠点にまたがる在庫管理、物流プロセス管理、配車支援などの物流全体の制御管理システムと、輸送管理システムなどの物流システム。採用にあたっては、必要となる物流業務要件が既存の機能で網羅されておりフィット率が高いこと、在庫管理や入出庫管理だけでなく、各物流工程の進捗を管理できるなど管理機能が豊富なこと、また、物流業務に必要な機能が豊富で、かつ標準装備されているため、低コストで導入可能なことなどが評価されたとしている。

 タカラトミーでは、今回の物流システム刷新により、小売物流の一日の処理能力が20万ピースから35万ピースまで向上し、繁忙期の荷量にも対応できるようになったという。また、今までひとりの作業者が複数の工程を担当するなど属人化されていた作業が、工程別に分けられ、システムを介して指示された作業を行うなど、業務プロセスが可視化、簡素化されたため、スキルトランスファーが容易になった。同様に物の動きをリアルタイムでトラックすることで、実績管理や各作業工程の進捗も管理することができるようになったという。

 今後、タカラトミーロジスティクスは、この新物流システムを活用し、リアルタイムでデータを把握することで安定した納品を実現するなど、高品質かつローコストなオペレーションの実現を図っていくとしている。

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