日本IBM、クラウド上でのEコマースアセスメントサービスを開始

富永恭子(ロビンソン)

2010-12-14 16:50

 日本IBMは12月14日、クラウドコンピューティング上でEコマース(電子商取引)のビジネスを展開したいユーザー向けに「IBM ECクラウド・クイックアセスサービス」を提供すると発表した。サービスの提供開始は2010年12月15日から。

 同サービスは、Eコマースの新規開始やリニューアルを検討しているユーザーに対して、IBMのクラウドセンターのECデモ環境を利用しながら、業務要件の検討支援や、各種の検証環境を提供するもの。自社でテストサーバやソフトウェアを用意する必要がなく、IBMクラウド上のサンプルストアを見ながら、機能要件や実際のユーザーインターフェースを確認できる。これにより、短期間でのサービス開始やコスト削減が可能としている。また、決済代行会社との接続環境なども検証できるため、Eコマース構築をスムーズに開始できるとする。

 また、もうひとつの特徴として、IBMの「ユーザー中心設計(User Centered Design)」の専門家が参画することで、高度なユーザーエクスペリエンスの実現が可能となる点を挙げる。Eコマースサイトはユーザーの好み、利用しやすさ、操作性などが重要となるが、利用者層を想定した「ペルソナ・シナリオ手法」を活用し、ビジネス拡大につながるサイトの実現を支援するとしている。

 IBM ECクラウド・クイックアセスサービスの参考価格は、評価、検証支援のフェーズの場合、3週間で450万円(税別)から。また、本番稼働に向けたEコマースの構築や再構築については、個別見積もりとなる。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

自社にとって最大のセキュリティ脅威は何ですか

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]