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復興とビジネスの間でIT企業の営業が考えていること--本誌アンケート調査 - (page 2)

冨田秀継 (編集部)

2011-05-11 18:19

設問4「具体的にどの程度の影響(売上高)と思われますか?」

 設問4では、設問1でマイナス懸念があると回答した人(74人)を対象に、売上高にどの程度の影響が発生するかを選択式でたずねた。

売上高にどの程度の影響があるか※クリックで拡大画像を表示 売上高にどの程度の影響があるか※クリックで拡大画像を表示

 その結果、「前年比30%以上悪くなる」と回答したのは10人(13.5%)、「前年比20%程度悪くなる」が32人(43.2%)、「前年比10%程度悪くなる」が22人(29.7%)、「若干悪くなる」が10人(13.5%)となった。

設問5「どのくらいの期間、その影響は続くと思われますか?」

 設問5では、設問1でマイナス懸念があると回答した人(74人)を対象に、影響を与える期間の見通しを選択式でたずねた。74人中72人から回答を得た。

どのくらいの期間、影響は続くか※クリックで拡大画像を表示 どのくらいの期間、影響は続くか※クリックで拡大画像を表示

 最も多かった回答は「6カ月以上1年未満」の32人(44.4%)、次いで「1年以上2年未満」の25人(34.7%)、3〜6カ月の9人(12.5%)、2年以上の6人(8.3%)という結果になった。

設問6「震災は、クラウドへの移行スピードを加速させると思われますか?」

震災はクラウドへの移行を加速させるか※クリックで拡大画像を表示 震災はクラウドへの移行を加速させるか※クリックで拡大画像を表示

 その結果、「若干影響を与える」が75人(57.7%)、「以降スピードに大きな加速を与えることになる」が47人(36.2%)、「クラウドは当面まだビジネスにはならない」が6人(4.6%)、「全く影響を与えない」が2人(1.5%)となった。

設問7「短期的な視点で『今後IT製品・サービスで伸びると思われる分野』は何だと思われますか?」

 設問7は自由回答形式で意見を募った。編集部が回答を分野ごとにまとめ、グラフ化した結果を示す。

短期的に伸びるIT製品・サービスの分野※クリックで拡大画像を表示 短期的に伸びるIT製品・サービスの分野※クリックで拡大画像を表示

各分野に含まれる製品・サービス

  • クラウド:SaaS、PaaSなどのXaaSを全て含む
  • DC(データセンター):ホスティング、ハウジングを含む
  • DR:(遠隔)バックアップ/リカバリ、レプリケーションを含む
  • 在宅勤務支援:デスクトップ仮想化、VDIを含む
  • BCP:リスクマネジメント、BCMを含む
  • 電源:UPS(無停電電源装置)、節電・停電対策製品を含む
  • モバイル:タブレット、スマートフォン、無線LANサービスを含む

その他の内訳(一部)

  • ソーシャルメディア:5票
  • サーバ仮想化:4票
  • グループウェア:4票
  • アウトソーシング(BPO含む):3票

自由回答の一部

  • 給与を支払えないなどの事態が発生したため、勤怠管理や販売管理などでよりクラウド化が加速
  • 開発環境のクラウド化やシンクライアントなど分散化に関わるもの
  • 運用拠点の分散化に伴い、首都圏以外での新規運用ニーズは高まると思われる
  • 夏場の電力不足に対する、東京電力管外のデータセンターサービス
  • GIS(地図情報システム)を活用した防災、施設管理システム
  • 海側に置いてあるデータセンター(サーバ)を山側に移すことに伴うビジネス
  • データセンターのサーバホスティングなど分散環境を委託する分野(政府系、金融系が特に)
  • クラウドの導入およびマーケティングにおける利用、またそれに伴う在宅勤務体制の整備
  • IFRSに絡むアップグレード、グループ企業向けシェアードなどでERP
  • Eコマース

 そのほか、「日本は短期的に市場全体が縮小するトレンドなので、伸びる分野はほとんど見あたらない」という悲観論も見られた。

設問8「中長期な視点で『今後IT製品・サービスで伸びると思われる分野』は何だと思われますか?」

 設問8も自由回答形式で意見を募った。編集部が回答を分野ごとにまとめ、グラフ化した結果を示す。なお、設問7と同じように各分野に含まれる製品・サービスをまとめてある。

今後、中期的に伸びるIT製品・サービスの分野※クリックで拡大画像を表示 今後、中期的に伸びるIT製品・サービスの分野※クリックで拡大画像を表示

その他の内訳(一部)

  • ソーシャルメディア:5票
  • 電源:4票

自由回答の一部

  • 日本企業のグローバル化に役に立つコンサルやSIが伸びる
  • 間接業務の電子化促進(ワークフローの電子化)
  • 要件定義ツール
  • スマートシティ
  • 電子書籍関連サービス
  • 競争優位のための意思決定支援
  • データマイニング
  • BI
  • DWH
  • SOA
  • BPM

 このほか、「短期と中期に差はあると思いますが、それは市場というよりも企業の体力や知識などで差がつく」という意見も見られた。

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